サンミュージックプロダクション相澤社長(撮影/坂本利幸)
サンミュージックプロダクション相澤社長(撮影/坂本利幸)
【写真】デビュー当時の森田健作

うちの女性タレントたちを見ていると、彼女たちの人生が結婚後、男性によって大きく左右されていることが多いように思います。

 私が男性を選ぶうえで大切だと思うのは、自分本位ではなくて相手の立場になって考えられる人だね。あとは同じ時間を過ごしてくれる人。そして何と言っても、言動が一致している人がイチバンだよ。結婚相手には、こういう男性を選んでほしいですね。具体的に言うと、早見優の旦那さんみたいな方がいいかな(笑)

 嬉しそうに話す相澤氏は、心底「人」が好きなのだろう。

今後の展望

「今では、テレビだけではなく、インターネットでも情報が入手できます。要は視聴者が自分の好きな番組を選べるようになったのです。それによって番組制作も多様化し、特定ジャンルにフォーカスしたコンテンツも多く作られています。

 うちでは、プロレスの鈴木みのるや軍事ジャーナリストの井上和彦など多くのスポーツ選手や文化人も活躍していますね」

 現在、相澤氏は時代の流れを意識して、専門分野に長けた人材を発掘し、タレントとして養成しているそうだ。

 父親のような愛情と屈託のない笑顔が、誰もが安心して帰宅できる“家”を守っている。そして、いつの時代も世間やメディアのニーズを的確に捉え、日本のエンターテイメント業界に貢献してきた。サンミュージックは今年11月27日に創業50周年を迎えるが、これからも一流のタレントたちを世に輩出していくのだろうーー。

<プロフィール>相澤正久(あいざわ・まさひさ)◎株式会社サンミュージックプロダクション代表取締役社長。1971年6月米国大学卒業、太平洋クラブ、京王観光を経て、'79年株式会社サンミュージック企画に入社。'95年取締役副社長に就任し、'96年からお笑い部門プロジェクトGETを立ち上げ、お笑い芸人の育成に力を入れる。'04年12月に代表取締役社長に就任。

(取材・文/新津勇樹)