お笑い界に“新しい波”が到来中
本番終了後にサントリー公式YouTubeで放送された『M-1打ち上げ』では、舞台に上がった瞬間、“スーパーせいや人モードに入った”と語っていたが……。
せいや「すごく緊張しているはずなのに、無意識でやっていたのかなってぐらい、本番中の意識がないんです。まるで自分じゃないような感覚でした」
粗品「僕は途中で声が飛びかけたので、のどが持つかだけが心配で。ネタ中は“最後のボケまで、声持ってくれ!”ということだけ願っていましたね」
初の平成生まれ『M-1』覇者ということも話題だが、実は昨年12月に開催された『女芸人No.1決定戦 THE W』のゆりやんレトリィバァ、『R-1ぐらんぷり』の濱田祐太郎、『キングオブコント』のハナコ(菊田のみ、昭和62年生まれ)と、平成生まれが賞レースを総なめ。
濱田以外は8年に1度放送されるフジテレビの若手芸人発掘・育成番組『新しい波』のメンバーにも選ばれていただけに、まさにお笑い界に“新しい波”が到来!
せいや「平成生まれがこれだけ賞レースで優勝したのって、過去なかったですよね? ハナコは事務所は違いますが同期なんです。だから優勝したときは興奮しすぎて、ずっとシャドーボクシングをしていたぐらい(笑)。そんな近い存在たちの活躍は刺激になりました」
粗品「番組の『新しい波』は終わってしまいましたが、同じ世代でまた何か一緒にできたらいいですね」
仕事も殺到中で収入も大幅にアップしそうだが、プライベートでやってみたいことを聞くと意外な答えが。
粗品「オーケストラをやりたいですね。音源を打ち込む機材が100万円ぐらいするので今までなら手が届かなかったのですが、賞金もあるので暇ができたら購入して音源制作をしたいです」
せいや「実は高校時代にいじめられていた過去があって。僕自身はつらい思いをギャグなどにすることで跳ね返せたのですが、当時の僕のように悩んでいる子も少なくないと思うんです。だからいじめ体験を本にまとめて、無料で小学校などに配布して、ひとりでも多くの人に読んでもらいたいです」
粗品「優勝賞金などたくさん特典はありますが、いちばんのご褒美は『M-1』に向けてネタを作らなくていいことかも。これまでは空いている時間はすべてネタづくりに費やしてきたから、これからの休日が楽しみです(笑)」
ブレイクすると週刊誌に狙われる可能性もありますが、2人は大丈夫?
せいや「独身だし、まじめなお付き合いしかしていないので、そこは大丈夫です!」
粗品「ギャンブル全般好きですが、僕がひとりでパチンコ店や競馬場に通っているぐらいじゃネタにならないでしょうしね……(笑)。ただ週刊誌は怖いイメージしかないので、お手やわらかにお願いします!」
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