妻との関係の変化
そんな奥田といえば、妻はエッセイストの安藤和津、長女は映画監督の安藤桃子、次女は安藤サクラと言わずと知れた芸能一家の大黒柱。自身の家族について聞いてみると、
「楽しいよ、うちの家族は」
と笑顔を見せる。現在、安藤サクラがヒロインを務める朝ドラ『まんぷく』が放送中だが、
「おかげさまで娘たちも活躍させていただいて。『まんぷく』は全話見てますよ。見られない日は録画して。家に帰って、ビールを飲みながら見るのが好きなの。至福のひとときですよ」
今では娘2人も結婚。すると妻との関係にも変化があったとか。
「娘たちが嫁に行くときに、覚悟しましたから。これからは2人なんだから、ちゃんと妻とコミュニケーションとらないと見捨てられるなって(笑)。でも自分が変わればいいんだと。前はお茶を出されても知らんぷりしてたけど、これって当たり前じゃないんだよね。
今はちゃんと“ありがとう”を言うようになりました。最初は“わざとらしい”って笑われてたけど、だんだんそれが普通になってきた。“自分から仕掛ける”、それが夫婦うまくやっていく秘訣のひとつだと思うよ(笑)」
■家族へ―
「自分は幸せ者だと思う。映画監督、俳優、遊びにしてもこれまでやりたいことを徹底してやってきた。子どもにはもちろん、カミさんにはとんでもない迷惑をかけてきたなと。それでも家族がサポートしてきてくれて、ありがたいなと。感謝しています」
■娘がかわいくてしかたがない!
「娘2人は昔からお父さんっ子。お風呂やおむつはもちろん、食事や芸術面など勉強以外は僕も面倒を見てきましたから。子どもたちは僕が作ったポークソテーが大好き。パイナップルを刻んだものを入れたスペシャルソースをかけたやつ。今でも言うよ、“お父さん、あれ作って!”って(笑)」
<作品情報>
映画『洗骨』2月9日(土)より全国公開 ※沖縄では先行公開中
沖縄の離島・粟国島。母が亡くなった知らせを受け、島から離れていた息子と娘が帰ってきた。妻を亡くし、酒を飲むことで悲しみから逃れようとする父・信綱(奥田瑛二)の心は次第に周囲から孤立していく。だが、“洗骨”を通して、バラバラだった家族の心に変化が訪れ―。
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