「クラブハウスに行ってみたら、姿がチラッと見えたので、スタッフに問いただしてみると、渋った様子で“育成のほうで働いてます……”って。その人もなんだか納得していないような表情だったのが印象的でしたね」(鹿島ファン)
週刊女性がサッカー元日本代表の柳沢敦の不倫現場を報じたのは、昨年6月。彼は試合前日と当日の2度にわたってサポーター女性と逢瀬を重ねていた。
コーチとして所属していた鹿島アントラーズは、報道直後に“試合前日に遠征先のホテルでクラブに無断で第三者と会っていたため”規律違反として自宅謹慎処分に。その後、柳沢本人が「許される行為ではありません」と、コメントを発表し、辞任していた。
“許されざる行為”はわずか半年で禊となったのか─。
「また女性問題でも起こしたら……」
クラブハウスに向かってみると、たしかに駐車場に彼の車が止まっている。前述したサポーター女性との密会のために渋谷の道玄坂に乗りつけた車と同じもの。
ただ、報道前にトップチームのコーチをしていたときはクラブハウスの正面にある駐車場に堂々と止めていたのが、今回はクラブハウスの奥にあるグラウンドの、さらに奥にある予備駐車場に移していた。まるで、なるべく目立ちたくないかのように……。
「ヤナギをクラブハウスで見たのは1月15日。今年のチーム始動日です。ということは、昨年のうちに復帰は決まっていたということだと思います。プロ選手ならまだしも、未成年の指導にあたるなんて……。
サポーターの間では、短期間での復帰に疑問を抱くだけでなく、子どもを指導する立場で、また女性問題でも起こしたら……と危惧する人が少なくありません。育成部門に息子を通わせる保護者たちも同意見です」(前出・鹿島ファン)
ユースチーム(高校生)の練習場にたしかに彼はいた。
スピード復帰について、週刊女性は何度か柳沢本人に連絡をとったが、応答がなかった。今回はクラブから彼の復帰の正式発表はまだない。
今回の件について鹿島アントラーズに問い合わせると、
「今シーズンからユースのコーチになるのは事実です。特に秘密裏に行ったわけではなく、2月中旬に発売するイヤーブックにて新体制などをご紹介する形をとっています。時期について、うちからコメントすることはありません。昨年、規律違反を犯し、それに対して処分を行いました。本人の能力もろもろ含めて、ユースのコーチに適任だということで、今回、就任する形になりました」(鹿島アントラーズ広報担当者)
という回答だった。
「柳沢氏は、鹿島で初めての高卒ルーキーとしてスターになった選手。引退しても“チームの顔”であり、クラブとしては未来の幹部として考えていた。鹿島アントラーズはJリーグのなかでも、雇用や人事に関して特にOBに優しいクラブ。問題があっても簡単には切れない、ということなのでしょう」(サッカーライター)
「急にボールが来たので」
と、シュートをはずした弁明をし、戦犯となった'06年のドイツワールドカップ。
今回のこの“急”っぷりも、サポーターたちを悩ませている……。