美脚を作るために筋トレ頑張りました
美しいドラァグクイーンになるために苦労したことは?
「脚は頑張りましたね。まっすぐに見せたくてちょっと筋トレをやりました。キレイな脚って言われたくて(笑)。筋肉がついて引き締まると、歩いたときにキレイですよ。あとは日焼け。サロンに行って30分くらい座ったり、横になったりしないといけないから大変なんです。ハイヒールで違和感なく踊れるように、“俺はドラァグクイーンだ!”って思いながら歩く練習をしたりもしました」
もともとは歌手ではなくミュージカル俳優を目指していたというユナクさんだが、リーダーを務める男性ダンス・ボーカルグループ“SUPERNOVA(旧・超新星)”は今年、日本デビュー10周年を迎えた。
「韓国のアーティストが日本で10年も活動していることは、すごいことだと思います。ファンに感謝、周りの方やスタッフにも感謝という気持ちが強いです」
多忙な日々の気分転換は、韓国と日本を行き来するユナクさんならでは。
「先日も1週間で4回も飛行機に乗ってるんですけど。僕は、もともと空港が大好きなんですね。空港に来ると“ああ~生きてる!”って思える。仁川も金浦も国際空港はみんな好きですけど、その中で最近は羽田が好きです。羽田空港のラウンジで作ってくれる、天ぷらうどんやカレーうどんがおいしくて(笑)。ラウンジで飛行機を眺めながら、おうどんを食べてるとすごくリラックスできて“今日も頑張ろう~”って思えます」
最後にファンと読者へメッセージをお願いします!
「ミュージカル『プリシラ』の再演には思い入れも強くて、前回よりもっと楽しい姿を見せられる自信があります。まだ見ていない方にも見たことがある方にも、必ず見に来てほしいです。また、今年は“SUPERNOVA”日本デビュー10周年なので、みなさんと一緒にふれあえる機会を増やしていきたいと思っています。たくさんライブをするので、楽しみにしていてください」
ミュージカル『プリシラ』
舞台はオーストラリア。仕事も私生活もうまくいかないドラァグクイーンのティック(山崎育三郎)は、カジノでショーをやるためにトランスジェンダーのバーナデット(陣内孝則)とゲイのアダム(ユナク/古屋敬多Wキャスト)に声をかけ、プリシラ号と名づけたバスで3千キロの旅に出る。道中に待ち受ける強烈な事件やキャラクターに遭遇する中で、3人はそれぞれが抱える孤独と愛に向き合うことになる。
3月9日~3月30日@日生劇場
【公式サイト】https://www.tohostage.com/priscilla/
<取材・文/井ノ口裕子>