男性らしい非現実的な理想のタイプを聞くのもまた一興
続いて話題は好みの異性について流れた。
「美意識の高い子が好きだな〜。ヘアスタイルとかメイクとか凝ってる子が好きなんだよね。デートとかちゃんと外見に気合を入れてほしいし、そうしたら自分もいいお店連れて行ってあげたいって思う！ 芸能人でいうと北川景子みたいな雰囲気がタイプ〜」
（北川景子はどちらかというと艶髪ロングヘアのイメージが強く、特に凝ったヘアアレンジをしてる印象はあまりないのだが）結局、男性という生き物は、素材のいい女性を本能的に欲しているのか。
その後、結婚願望について聞かれ「あまりない」と答えると、
「俺はもう今すぐ結婚したいんだよね〜。子どもがすごい好きだから、早く子ども欲しくて。でも、現実問題まだ子ども養えるほど稼げてないんだよね〜。共働きしてくれるカワイイ奥さん欲しいわ〜」
と、非常にイマドキな理想を語っていた。
聞くと男性の手取りは24万円くらいらしく、確かに27歳でその手取りだと、誰かを養いたいとは思えないのだろうな、とも納得した。
「パンツ見せてください！」と頼んでみた
酒も興に乗ってきたので、思い切って「今日の勝負パンツ見せてください！」と頼んだところ、撮影はさせてくれなかったものの、なぜか快く見せてくれた。
くびれたウエストにピタリと張りつく、『エンポリオ アルマーニ』の緑のブランドロゴが入ったボクサーパンツ。
そこからはなぜか盛り上がるパンツトーク。
今回は満場一致で、男女ともに「男はボクサーパンツ一択でしょ」ということで意見がまとまった。
男性らしい力強さを際立たせるボクサーパンツは、やはり男性自身も、女性から見ても素晴らしいのだ。
不倫もしっかり楽しむ。夜を営む場所に仰天
その後、男性の女性遍歴の話で盛り上がると、彼女の数はこれまで12人、銀座勤めのインストラクターという意味では平均点と言えるだろうか。
「今まででいちばん面白かったのはね〜、お客さんの既婚者と不倫したとき、ホテルがわりに一室、部屋を借りてもらったことかな。銀座で家賃15万円くらいの1Kで、大きいベッドだけ置いてある。
ホテル代も浮くし最高だったから、もはや俺は仕事帰りはそっちで寝たりして、半分住んでたんだけど……、いつの間にか地下アイドル男子に、その人を寝取られちゃってさ。部屋から追い出されたんだよね〜」
経験人数までは教えてもらえなかったが、まあそこそこいるのだろう。初対面の女に、自身に不倫経験があることを軽々しく言えちゃう程度には。
ママ活女性との出会いも多いというここコリドー街で、年下女子には羽振りよく、しかし年上女性にはしっかり出してもらうあたり、やはり経験値の高さを感じ、銀座という土地で遊ぶ男子の神髄を見たような気がした。
最後に、彼の外見の雰囲気をわかりやすくお伝えしたい。
■顔面→綾野剛似の切れ長ミステリアス顔
■服装→細身でスタイリッシュな着こなし
■髪型→前髪が長いイマドキな韓流アイドル風の黒髪
■年収→推定400万円
■感想→切れ長の二重がセクシーで、笑顔が可愛い
遊んでいるのを隠す素振りすらないので、捕まったら要注意なのかもしれないが、一緒に飲むだけならひたすらに目の保養であった。
細マッチョトラ系男子……夜も激しそうだ。これ以上は妄想にとどめておくことにして、取材班はしっかり終電で撤収したのであった。
三九二汐莉（みくに・しおり）◎フリーライター。『週刊SPA!』（扶桑社）、『mina』（主婦の友社）などで恋愛や婚活、最新の出会い事情について寄稿中。
逆ナンやギャラ飲みなどの現場にも乗り込むサブカル女子。
