「犯行時、悠仁さまの教室は体育の授業中だったため無人だった。長谷川容疑者は逮捕後、天皇制や皇位継承のあり方に不満があったと供述している。あえて生徒のいない時間帯を狙ったのか、たまたま無人教室だったのかは捜査の進展を待つしかない」
と前出の記者。
学校側が刃物を持った不審者の侵入を防げなかった事実は重い。お茶の水女子大の室伏きみ子学長は同30日、大学のホームページで、
《本学の警備体制が十分に働いていなかったこと、また危機対応意識に甘さがあったことを深く反省しております》
などと関係者向けに謝罪するコメントを掲出。警備体制の強化を図るとしている。しかし一方で、こんな証言も。
「犯行当日は保護者会が行われていて人の出入りが多かったんです。その情報も知っていてその日を狙ったんだとしたら……。警備体制の緩さというよりも内部協力者がいたんじゃないかと疑う声が内部から湧き上がっているのも事実です」(学校関係者)
容疑者が逮捕されたからといって周囲の心配は晴れていないようだ。
「秋篠宮さまは、今回の事件が起こったことによって、これまでの警備体制を見直さざるをえないとお考えになったと聞いています。
というのも、秋篠宮さまは現在、皇位継承順位1位で皇太子待遇である『皇嗣』のお立場ですが、警備人員をすぐには増やさない方針でした。表向きは、厳重な警備で国民に迷惑をかけないようにという理由ですが、ご自分たちが自由に動きづらくなるからのようです。とはいえ、将来の天皇陛下である悠仁さまが重大な事件に見舞われたため、“さすがに、このままではまずい”と思われたそうですよ」(秋篠宮関係者)
事件には謎が残る。まず、大学敷地内に侵入したルートがわからない。