「今のJr.はあまりにも優遇されているように思います。キスマイはグループを結成してデビューするまで6年もかかりました。
先にデビューした後輩のHey! Say! JUMPのバックダンサーをするなど、かなり苦労しています。今のJr.の子たちが努力しているのはわかりますが、タッキーが全部お膳立てしているような気がしてなりません」(キスマイのファン)
滝沢がサポートすることが“普通”になってしまえば、彼らのためにならないという声もある。ただし芸能ジャーナリストの佐々木博之氏は、ドーム公演は滝沢路線の総括だとも話す。
「今年の1月に社長になってから着々と改革を進めてきました。ドーム公演は、1度その成果を披露するという意味あいもあるのではないでしょうか。
本人も裏方の仕事に慣れて余裕が出てきたのでしょう。300人のJr.が集結すれば、それぞれのファンで東京ドームもいっぱいになるはず。グッズもたくさん売れるでしょうから、かなりの収入になると思いますよ」
滝沢がJr.だったころは、現在の嵐や関ジャニ∞のメンバー、山下智久、生田斗真、風間俊介などと一緒にステージに立っていた。
「当時のファンの間では、すでにデビューして活躍していたSMAPやTOKIO、V6よりもJr.のほうが好きという人も多かった。'90年代後半にテレビ朝日系やテレビ東京系で放送されていたJr.だけの冠番組『8時だJ』や『愛LOVEジュニア』は、絶大な人気でしたからね」(テレビ局関係者)
輝かしい時代を経験してきた滝沢には“もう1度、世間の注目をJr.に集めたい!”という思いがあるのだろう。
「いくつかグループが結成されていますが、いまやJr.というひとつのグループができつつあると感じます。人数が増えすぎたので、生存競争は激しさを増すでしょう。ただ、お互いに刺激し競い合うことで成長できますし、層が厚くなればそれだけ優秀な人材も増えますからね」(佐々木氏)
“滝沢改革”で再びJr.黄金期が来ることを期待したい!