僧侶としてあるまじき行為
そんな齊藤容疑者には困った一面も。知人男性は、
「酒に飲まれるタイプだった。酒絡みで出入り禁止になった場所もあるようです。お父さんも法要に酒を飲んでベロベロで来ることがあった。酒癖の悪さは遺伝かもしれん」
また、こんな厳しい言葉も聞こえてくるという。
「年配の方は“ええ子やったのに”と言うが、その後には“そんな人からお経聞かれへん。ありがたみがなくなってしまう”と話していました」
刑事処分を待つ身だが、僧侶としての処分はどうなるのか。天台宗を統括する天台宗務庁は、
「天台宗の僧侶としてあるまじき行為をしたことは大変遺憾だ。処分は、教師資格を持つ者から申し立てがなければ、こちらとしては判断できない」
三千院総務部は、
「確かに三千院で働いていたが、本来的には別の寺院の住職なのです。住職という天台宗から認められた高い位を持つ者が、大変なことをしてしまったと思っている。処分は現在、検討している段階だ」
前出の父親は、6月22日に釈放された齊藤容疑者が、
「涙を流しながら“本当に申し訳ない”と謝っています」
と反省する様子を明かす。
斉藤容疑者の母親は、
「お酒については本人も、もう飲まないと言ってます。これ以上は堪忍してください」
煩悩にまみれて女性を傷つけ周囲の期待を裏切った罪は重い。修行しなおしだ。