'08年にジャーナリスト・鳥越俊太郎氏らとともに合唱団を結成(山田は上段左から3人目)
'08年にジャーナリスト・鳥越俊太郎氏らとともに合唱団を結成(山田は上段左から3人目)
すべての写真を見る

フリーになって心機一転

 独立という意味でも、先輩にあたるビートたけしには、いろいろな面でお世話になったと、思い出深そうに語る。

仕事面でのアドバイスをいただいたこともあります。まだ若いころのことですが、私はピン芸人なので自分のネタが終わったら“黙っていればいいや”と思っていたのですが、たけしさんから“テレビに映っているときは、なんでもいいから参加しろ”と言われましたね。

 テレビ番組のオープニングやエンディングが当時は苦手だったのを“いつも端っこにいたり、後ろに下がるのはよくない”と言われて、とても勉強になったことを覚えています」

 ほかにも、こんな芸能界の大物から可愛がられていたエピソードが続々と……。

テレビドラマの現場に行くと、宇津井健さんや津川雅彦さん、夏目雅子さんにもよくしていただきました。大河ドラマで津川さんと共演したときに“上手になったな。お前のことを勘違いしていたのかもしれない”とおっしゃってくださり、うれしかったです。

 桂文枝さんにはよく関西に連れて行ってもらいハンドバッグを買ってもらったこともありました。“世の中には流れがあるんだよ。台本も社会も大なり小なりの流れがあるから、よく見なさいね”といったアドバイスをいただきました」

 フリーになって心機一転、今後やっていきたいことも聞いてみた。

「趣味が多いので、そういった面も生かしていきたいと思っています。例えばオペラや歌舞伎、釣りやスポーツなどにも、それぞれ知り合いがいるので、仕事を生み出せる“サロン”のようなシステムを作りたいですね。

 芸能活動では以前はドラマや映画にも出ていたのに、今は舞台しか出ていないので、そういった映像関係の女優業もどんどんやっていければなと。あとはやっぱり、私はモノマネ出身の人なので“令和版のモノマネ番組”が作れたらうれしいです!

 新しいスタートを切った彼女にさらなる“やまだかつてない活躍”を期待したい!