「現行の大﨑洋会長の体制を変えるつもりはまったくないですね。でも、さまざまな番組に引っ張りだこの加藤さんも辞めさせたくないから、大﨑体制を維持しつつ、加藤さんも残留させる方法を何とかして考えている」
加藤を残留させる方法の中のひとつの可能性として、岡本社長を更迭するという形はあるという。
「大﨑会長は、自分の言うことを聞いてくれる岡本社長をかわいがってはいたけど、世間から批判を浴びても絶対に残したいかというと意外とそうではない。自分が会長に残れるなら、岡本社長を辞めさせる可能性は十分にある」
騒動の発端であり、上層部と揉めてしまった2人については……。
「宮迫さんと亮さんの進退については、加藤さんの問題が終わってからの話し合いということになるでしょうね。加藤さんが辞めたら、2人も辞める。
加藤さんが残留したら2人も吉本に戻るのでは。加藤さんの残留は、あの2人が戻ってきても大丈夫な環境になるよということを意味するので。その際は、宮迫さんと亮さんは吉本の“本体”に戻すでしょう」(同・放送作家)
加藤とともにキーパーソンとなっているのが、吉本におけるトップ中のトップである、明石家さんま。自身のラジオでも「どっかの事務所も狙ってるかわからへんけども、とりあえずウチ(個人事務所)も声かけてみようと思ってるんですよ」とコメントしている。
実際、さんまの個人事務所には村上ショージやラサール石井らのベテラン芸人が所属しているという。しかも、7月25日にさんまと大﨑会長は直接会って意見交換したとも伝えられている。
7月26日、ラジオ収録のために自宅を出るさんまを直撃したが、何も語らず車で走り去った。前出の放送作家は、
「さすがに、さんまさんの個人事務所には入れないと思いますよ。入れてしまったら“やっぱり自分たちで面倒見たくないから、さんまに預けたんでしょ”ということになってしまうから、再生をアピールするためにも、 吉本に戻すでしょう。さんまさんも“面倒を見てあげたい”という気持ちに嘘はないと思いますが、リップサービスで言っている部分もあると思いますね」
やはり、いちばんのキーパーソンは加藤だ。