高倉健の演じたシーンに鳥肌

小泉さんからいただいたライターは、なくすのが怖いためここぞというときに使っているそう
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 そんな戸塚さんは2010年に『ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』で理想の恋人賞を受賞したのをきっかけに、芸能界入りして来年で10年。最近、俳優という仕事について、いろいろと考えることがあるんだとか。

「デビューしたてのころは、何も考えられずにいただいた役をガムシャラで演じていました。でも、同じような芝居ばかりしていると飽きられてしまいますし、7月で27歳になり年下の子たちも増えてきた。

 ライバルは誰って聞かれると、よく菅田将暉って答えています。なぜか笑われるんですけどね(笑)。彼は努力してすごく活躍している。ほかの俳優さんたちもそうなんですが、同年代のみんなの活躍は負けられないというか、すごく刺激を受けますね」

 さらに役の幅を広げていきたいとも語る戸塚さんは、今後、こんな役に挑戦してみたいと話す。

「ゆとり世代の若手とか、キャラが強めの役柄が多かったので、20代前半ではできなかったような大人の役だったり、説得力のある役柄も演じられたらなと思います。

 具体的にいいますと、映画『幸福の黄色いハンカチ』の高倉健さん。出所して初めてビールを飲むシーンを見て鳥肌が立ちましたし、言葉に言い表せないほど説得力があるんですよ。そのためにもいろいろな勉強や経験をして。知識量や引き出しを増やしていきたいと思います


《プロフィール》
とづか・じゅんき ◎1992年生まれ。岩手県出身。現在、ドラマ『警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜SEASON4』(テレビ東京系)、『スカム』(TBS系)に出演中。映画『“隠れビッチ”やってました。』『MANRIKI』が今年、主演映画『ケアニン〜こころに咲く花〜』が2020年春に公開予定