なぜ、「キモめし」を作ったのか?

 気持ち悪くてホラー、でも美味しい「キモめし」の発案者は、『可愛くって ホラーで 美味しい!』著者である、 ハロウィン研究家・パーティー料理研究家の五条まあさっちんさん。

 双子の息子さんがインターナショナルプリスクールに入ったのを機に、子どもやママ友とのパーティーで、お化けをあしらった料理やスイーツを作り始めたら、これが大評判。すっかりハロウィンメニューにハマり、どんどんエスカレートしていったそう。

 キモめしをゲストにサーブすると「ワー!!」「ギャー!」「コワー!」などの悲鳴があがり、一瞬、食べるのを躊躇(ちゅうちょ)してしまう人も。でも、食べた途端に「美味しい!」「これ、どうやって作ったの?」「もっと食べたい!」と、必ず盛り上がるのだとか。

「キモめし」があることでその場が明るく盛り上がり、集まった人たちが全員、笑顔になる、このサプライズ&エンターテイメントあふれる体験を広めたいという思いで、五条まあさっちんさんはキモめしの開発を日々続けている。

ホラーなのに美味しくって止まらない!「キモめし」レシピ2種

 見た目はキモくても、美味しいキモめし。数あるレシピのなかからとっておきの2種のレシピをご紹介。

まろやかなパンナコッタに酸味のあるゼリー
『脳みそパンナコッタ』

『脳みそパンナコッタ』あまりのリアルさに、切り分けながらつい身震いしてしまうかも!? 作るのも難易度高めかと思いきや、材料を混ぜて冷やすだけと、初心者でも簡単に作れちゃうインパクト大なスイーツです 『可愛くってホラーで美味しい! キモめし』より
『脳みそパンナコッタ』あまりのリアルさに、切り分けながらつい身震いしてしまうかも!? 作るのも難易度高めかと思いきや、材料を混ぜて冷やすだけと、初心者でも簡単に作れちゃうインパクト大なスイーツです 『可愛くってホラーで美味しい! キモめし』より
【写真】キモい!けど美味い!蜘蛛の卵巣、スカルケーキ、オムそばから指!?
材料(19.5×16.5×10cmの脳みそ形1個分)

調整豆乳(または牛乳)…… 3 カップ
生クリーム…… 3カップ
グラニュー糖…… 大さじ12
板ゼラチン…… 1.5g×15枚
クッキングオイルスプレー ……適量
JELL-O(赤)※…… 1パック

※JELL-Oとは、アメリカ製のゼリーミックス。入手できない場合は、ほかの赤色のゼリーミックスを使い、食用色素ジェル(赤)で色味を調整してください。

作り方

1.板ゼラチンはたっぷりの水に1枚ずつ入れ、3分浸してふやかす。

2.鍋に豆乳を入れて弱火にかけ、グラニュー糖大さじ8 、水けをきった(1)を加えて泡立て器などで静かに混ぜながら沸騰させないように煮溶かす。完全に溶けたら火からおろし、鍋底を氷水につけて冷やす。

3.ボウルに生クリームを入れ、グラニュー糖大さじ4を加え、泡立て器で6分立てに泡立てる。

4.(3)に(2)を加えて混ぜ合わせ、クッキングオイルスプレーを吹きかけた型(19.5×16.5×10cmの脳みそ形のプラスティック製の型を使用)に流し入れて冷蔵室で冷やす。固まったら型から取り出して皿に盛りつける。

5.JELL-Oを表示の半分の量の水(分量外)で作り、冷やし固める。電子レンジで20~30秒ほど加熱し、少し溶けた状態のものを(4)にかける。