考えながら悩んでいるときが幸せ
声のトーンや目つき、話し方などで、見事に二役を演じきっているグンちゃん。そして、ジュンスに恋心を抱くハラを意識するようになるドチャンとの、三角関係の行方も気になるところ。
「ドチャンがハラへの恋愛感情を表現するときに、どんな服装で、どんな感じで表現をしたらいいのか。ドラマを見てくださる方のことを考えながら悩んでいるときは、俳優として幸せだと感じる瞬間です。
韓国で放送された後“これが見たかった”“ドキドキした!”という反応をいただいたときのすがすがしい気持ちというか、喜びってないんですよ(笑)」
これまで選んできた作品の中で思いきりチャレンジできた悔いのないドラマと、本人が太鼓判を押す今作。実は、30代になって挑戦した初の作品でもある。
「20代と30代では、世界観が全然違っています。20代が高速道路なら、30代は少し脇にそれて山道にも入っていける気がする。待てるようになってきたのかな。
自分がひとりで頑張っていたときはなかなか前に進まなかったのに、あるときになぜかスッとすべてがそろうような、なるべきタイミングってあるじゃないですか。
そのタイミングが来るまでにゆっくり考える時間を持つことも大切だと、理解できるようになったかと思います。30代は、20代以上にいろいろな感情表現ができる俳優、アーティストになりたいです」