「アルバム出します!」
木村拓哉がついに、自身がMCを務めるラジオ番組『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FM)で、来年1月にソロアルバムをリリースすることを発表した。週刊女性は6月に、ソロとしての歌手活動計画が水面下で進んでいると報じていたが、今回の楽曲提供をするミュージシャンには、錚々たる名前が並んだ。
「同番組にゲスト出演したことのあるアーティストに、木村さんが直々にお願いしたようです。プライベートでも仲のよいB'zの稲葉浩志さん、森山直太朗さん、槇原敬之さん、いきものがかりの水野良樹さん、コーネリアスの小山田圭吾さん……。彼の新たな門出にふさわしい豪華な面子が集まりました」(スポーツ紙記者)
そんなヒットメーカーたちの中に、ちょっとピンとこない名前が紛れ込んでいた。
「『Uru』という、本名や年齢を含めたプロフィールが完全に非公開の女性シンガーです。'18年にTBS系ドラマの『中学聖日記』の主題歌を歌っていますが、ほかの人と比べると見劣りするのは否めないかなと……」(同・スポーツ紙記者)
デビューライブで『夜空のムコウ』を歌って
いったいどんな人物なのか─。彼女のことをよく知る音楽関係者はこう話す。
「新潟県三条市出身の今年35歳になる女性で、高校卒業後、働きながらいくつかのアマチュアバンドのボーカルを担当していました。地元のバンドコンテストに出演したり、人通りの少ない地下道でPVを撮影したり、地道な活動を続けていました」
3人組のバンドを脱退すると、ソロシンガーとしてのデビューが目標に。
「スタジオを借りるお金がなかったんでしょう。家の中ではかろうじて音響のよい風呂場を閉め切って、当時流行っていた椎名林檎さんなど、主にJ-POPの人気曲をカバー。その動画を個人名義のSNSにせっせとアップし続けていました」(同・音楽関係者、以下同)
'13年からは『YouTube』で自分のチャンネルを立ち上げ、楽曲の歌唱、演奏、動画の撮影、編集などすべてをひとりで行っていた。
「'16年にメジャーデビューするまでに投稿した動画数100本、総再生回数4400万回と驚異的な実績を作り上げました。プロへの道を自分の力で切り開いた方ですね」
苦労人のUruと、平成の大スターのキムタク。彼らをつないだのは、国民的アイドルグループSMAPだった。
「Uruさんが人生で初めて行ったライブがSMAPでした。友人4人と夏の野外ライブに行ったそうです。デビューライブでも『夜空ノムコウ』を歌っていますし、彼女のファーストアルバムの中には、『夜空ノムコウ』の作曲者が作った曲もあります」(同・音楽関係者)