中学3年のころからうつ病を患い、高校時代は遅刻回数が学年トップ、高校3年時には偏差値29をとったという杉山奈津子さん。
しかし、“夢を実現させるためには東大に入るしかない”という状況になり、「できるだけラクをしたい」「最低限の努力で最大の効果を出せないものか」という思いで独自の勉強法を編み出した。結果は、みごと合格!
こんなに大変なものなの?
現在、杉山さんは5歳の息子さんの子育て真っ最中。最新刊となる本書は、アエラドットで連載の『偏差値29で東大に合格したなっちゃんの、ただいま子育て猛勉強中!』の2017年8月から2019年3月分の原稿を加筆、修正してまとめられた1冊である。
「これまで、育児についてフォーカスして考えたことはありませんでした。みんな大変だとは言っていたけれど、もうちょっとラクなものなんじゃないかと勝手に思っていたんです。ですが、自分が親になってみたら、“育児ってこんなに大変なものなの?”って。
2時間寝れたらラッキーみたいな状況で、頭はずっとボーッとしている状態。仕事も全然手につきません。“世界中の親はこんなに大変なことをしているんだ”と、改めて思いました」
初めての子どもで右も左もわからず、試行錯誤を繰り返したという杉山さん。
「私はサボりたがりなので“どうしたらラクにできるか”と考えていった結果、“こうすると育児が効率化できるのでは”ということが出てきました」