「マスクで顔を隠していましたが、オシャレな髪型と目元を見たらすぐに池松さんだとわかりました! レザージャケットを羽織り、パンツと革靴もすべて“黒コーデ”でキメていましたね。売店では、ジュースとポップコーンを買って、完全にプライベートモードでした」(目撃した女性)
10月中旬の午後、ひとりで東京・六本木の映画館にひっそりと現れたのは、俳優の池松壮亮。
「彼は10歳のときに、地元の福岡で子役として活動していた姉と一緒に、劇団四季のミュージカル『ライオン・キング』のオーディションに合格したことで俳優デビュー。‘03年には、トム・クルーズが主演した映画『ラストサムライ』に出演して存在感を発揮し、その後は数々の映画やテレビドラマにでも“演技派俳優”として重宝されています」(映画誌ライター)
若手ながらも、ストイックとして知られる池松は、9月末に公開された主演映画『宮本から君へ』の撮影でも、こんな破天荒なエピソードが。
「池松さんが演じる主人公の熱血営業マンが、決闘シーンで前歯を3本折ってしまうのですが、彼は本当に歯を抜こうとしたそうなんです。しかし、原作者の新井英樹さんが“気持ちだけで十分だから!”と止めたことで事なきを得たんですよ(笑)」(映画製作関係者)
“彼女”の演技をお忍びで
そんな彼が、わざわざ劇場まで足を運んで鑑賞した映画は『蜜蜂と遠雷』だった。
「国際ピアノコンクールに挑む4人の若きピアニストの葛藤や成長を描いた恩田陸氏の小説が原作です。主演の松岡茉優を筆頭に、松坂桃李や森崎ウィンなどの若手俳優が脇を固めています。
10月2日には、秋篠宮家の紀子さまも試写会に足を運ばれ“会場にいるような臨場感でした”と絶賛されたほどなんですよ」(スポーツ紙記者)
プライベートを報じられたことが少ない池松だが、わざわざ劇場で映画を見たのはなぜ?
「ひとつは、‘17年公開で話題となった映画『愚行録』で、メガホンをとった新進気鋭の石川慶さんが監督と脚本を担当した今回の作品を見たかったことが理由だと思います。
もうひとつは『カンヌ国際映画祭』でパルム・ドールを受賞した昨年公開の映画『万引き家族』で、松岡さんの彼氏役として出演していたからだと思います。若手女優として頭角を現している松岡さんの演技をチェックしに来たのでは」(芸能プロ関係者)
“彼女”の演技もお忍びで鑑賞するなんて……私生活でもストイック!