羽生結弦の今季のコンディションは?
「ロシアの女子の演技には、かなり注目していましたね。カナダ大会で、3本の4回転ジャンプを成功させたロシア代表、アレクサンドラ・トゥルソワ選手のジャンプについて研究したり、同じくロシアのソフィア・アカチエワ選手にも注目しているようです」(同・スケート連盟関係者)
“前人未到”への挑戦──。成功への道は、そうとう厳しいものとなる。本格的に演技に組み込むとなると、いつごろになるのだろうか。
「4回転アクセルを入れるとなれば、演技やジャンプの構成を変えていかなければいけません。その調整をいきなり行うのは、かなりのリスクだと思います。仮に入れるとしても、早くて来年3月の世界選手権か、来シーズンになるでしょう」(同・スケート連盟関係者)
フィギュアスケート解説者の佐野稔氏も、今は焦る必要はないと語る。
「羽生選手のコンディションは今、非常にいい状態にあると言えます。そういうときだからこそ、意欲的に挑戦していきたいという思いがあると思うのですが、何よりケガをしないことがいちばんの課題です。
昨年痛めた足首のケガのダメージが残っているので、足元は緩みやすい状態ですし、焦らず来シーズンに向けて調整しながら練習していくことが大切かと思います」
“アクセル”の吹かしすぎには気をつけてほしい。