加害教員たちは自分たちの行為を省みているのだろうか。

「加害教員たちは精神的に憔悴していました。それに“ネットで顔や名前が晒されて外も出歩けない”と話しています」(前出・市教委の担当者)

 市教委は有給休暇中の加害教員4人に対し、給与を差し止める分限休職処分にした。するとD教員は「不当だ」と訴え、市の人事委員会に審査請求。D教員は関与を認めているものの、「激辛カレー強要など悪質性の高い行為には関わっていない」と主張、納得できないとしている。

「加害者からは弁護士経由で定型的な謝罪文など文書が届いていますが、示談の申し入れはない。X教員が申告した被害の一部を否定することもあるようです」(前出・代理人)

“女帝A”の地元では

 その主張を直接聞こうと加害教員、それぞれの自宅や実家を訪れたが、応じた家族は「弁護士に聞いてください」

 本人たちはすっかりどこかに雲隠れしている様子だった。“女帝”も事件発覚直後から神戸市内の自宅マンションには戻っていないようで、ポストには大量の郵便物。

 “女帝”の地元でも彼女の話はタブー。しかし、学生時代を知る同級生らの間では女帝の昔話がひそかな話題になっているとか。同じ学校に通っていた同級生の親は、

「彼女はわがままというか、当時から性格がきつくて友達も少なかったみたい。高校で不登校になったこともあったそうですが、そのときはお兄さんが世話をしたそうです」

 今回もまた教育関係者の兄たちが骨を折るのだろうか。

 “女帝”と取り巻き教員たちが自らX教員に頭を下げる日は来るのだろうか。