冒頭の言葉に続けて、香川は息子をこう評した。

「何にも怖くないって感じ。しかも外ヅラのよさもいい方向に出ているんです。誰に対しても気に入られたいという意欲がモーレツにあって、周りに気を遣えている。よくあんなふうに生きられるな(笑)」

 息子のベタ褒めは続く。

「家ではいつも歌っているか、絵を描いています。特に絵はすごい才能なんです!」

 香川は自身の歌舞伎人生になぞらえて“人間、何かを始めることに遅すぎることはない”という言葉で、トークショーを締めくくった。今月2日に開幕した『壽(ことぶき) 初春大歌舞伎』で、祖父が猿之助時代に当たり役だった『連獅子』を披露している團子。とあるインタビューで、友人を公演に誘う際には、

《毛! ふりまくるからきて! 側転もマジやるから》

 と声かけすると発言。すでに“大物感”漂う自慢の息子が、香川の次なる夢も叶(かな)えてくれそうだ。