昭和の時代から慣れ親しんだイギリスへ
昨年のお代替わりに伴う一連の行事に加え、新年行事にも出席された雅子さま。さらに、即位後初の海外訪問も決定した。
「今年5月を軸に、エリザベス女王が国賓として招き、おふたりはイギリスを公式訪問される予定です。夏には東京五輪が控えているので、4月から6月の時期が好ましいということも理由だそうです。
両陛下はロンドン近郊にあるウィンザー城に滞在され、雅子さまにご負担がかからない5日間ほどの滞在になるのでは」(前出・皇室担当記者)
雅子さまの外国訪問は'15年のトンガ以来で約5年ぶり。令和初の外国訪問がイギリスになった理由を、ある皇室ジャーナリストはこう話す。
「昨年10月の『即位礼正殿の儀』に参列した各国代表から“ぜひ両陛下にお越しいただきたい”という要望が相次いだ中で、かねてから交流の深いイギリスを選ばれたのではないでしょうか。というのも、皇室とイギリス王室は昭和天皇の時代から深い親交関係にあるからです」
親交が深いだけではなく、イギリス王室の影響も大きく受けているという。
「両陛下はおふたりとも『オックスフォード大学』での留学経験がおありですし、長女の愛子さまも'18年の夏には短期留学されるなど、今の天皇ご一家にとってイギリスは慣れ親しんだ土地です。
昭和天皇が訪英した際には、ジョージ5世に多大な影響を受けたのは有名で、上皇陛下もジョージ5世の本で学んだものを日本で生かされるなど、イギリス王室が皇室に与えた影響は大きいと思います。
美智子さまに関しては、イギリス現地の赤十字社で“相手の手をマッサージしながらお話をすること”を教わり、その方法を日本でも実践されていたそうです」(渡邉さん)