“夫”と“男”のスイッチの切り替えがうますぎる
こういった話になると、ネット上では「性欲に負けたのか」あるいは「性欲が強すぎるのか」と、性行為が不倫をする大きな原動力のひとつとして語られがちだが、実際、筆者が会社員時代に見てきた(なぜか不倫が後を絶たない会社に在籍することが多かった)不倫男性は、性欲を満たすことが目的ではなかったと感じる。
不倫をする男性の傾向として、いわゆる“チャラ男”ももちろんいるのだが、圧倒的に多いのは「目の前のことに流されてしまいがち」なタイプだった。実際、間宮さんも、
「職場で好みの女性がいたので、思わず“僕と付き合ってくれませんか”と、告白したことがあります。そのとき、自分が結婚しているということは……忘れていましたね。でも、家に帰れば妻と子どものことがいちばん大事。その間は“彼女”がどうしているかとかは、まったく頭にありません」
と、語っていた。“夫”と“男”のスイッチの切り替えがうますぎてしまうのだ。東出も不倫をしていたと思われる期間中に受けた雑誌の取材で、「家族が何よりも大切」といった趣旨の発言をしているが、これは嘘ではなく、きっと彼の本心だろう。
杏や子どもたちと一緒にいるときは家族が大事、唐田と一緒にいるときは唐田が大事……。だからこそ杏に、「唐田とは二度と会わない」と何度も約束させられても、何らかの拍子にまた連絡をとり合ってしまったり、仕事場で会う機会があったりすれば、目の前にいる唐田がもっとも大切だ、と感情がリセットされてしまったのではないだろうか。
妻子持ち男性と社用車でラブホテルへ
一方で、相手が既婚者であることを知りながらも、不倫という沼に足を踏み入れてしまう独身者の心理はどうだろうか。アイドルグループ『AKB48』の人気メンバー・横山由依似の友人が不倫をしていた、という女性に話を聞いた。
「高校時代の友人だった小山亜衣さん(仮名)は現在、事務をしています。高校時代はサバサバとしたタイプで男子にも媚(こ)びない子だったんですが、社会人になってから出会い系アプリにハマり、徐々にタガがはずれていったみたいで。その結果、会社の上司・植村氏(仮名)と“ただならぬ関係”になってしまったようです。
最初は「好きな芸能人に似ているから気になるの。奥さんと子どもがいるんだけど」なんて話しているだけだったのですが、ある年の会社の忘年会で、植村氏と別の上司、小山さんの3人で三次会まで行った際、上司が途中で帰ったことがきっかけとなってホテルに行き、身体の関係を持ってしまったと聞きました。
一度、一線を越えてしまうと後はもう、会社の給湯室でイチャイチャしたり、社用車でラブホテルに行ったりと、小山さんも自分の気持ちが抑えきれなくなっていったようですね」