リバウンドしない! 身につけたい片づけ習慣7
片づけの失敗といえばリバウンド。苦労してきれいにしても、また散らかってしまう原因は、
「モノが多すぎる。このひと言に尽きます。片づけというと、みなさん収納法を考えがちですが、納める場所を作ってしまうと、モノをしまいたくなりますよね。それがモノを管理しきれなくなる原因。重要なのはモノ自体を減らすことです」
これができれば、2度と片づけなくていい状態を作れるとDaiGoさん。ただし、実践するにはポイントが。
「散らからない生活を習慣にすること。また常に、モノに対して、これは本当に必要なのか、なくてもいいんじゃないかという思考を持つことです」
ただし、片づけの取捨選択の基準は人それぞれ。最終目標は家全体の場合も、まず自分のモノから実践を!
【1】1イン2アウト
モノを減らし、増やさないことが大切だと頭では理解できても、実践するのは意外と難しいもの。ならば法則を決めてしまえばいいんです。勝手にモノが減っていく驚きの方法とは?
スムーズにモノを減らし買い物を慎重に
「1イン2アウト」とは、文字どおり1つ入れたら2つ出すという習慣。DaiGoさんはモノを買ったとき、すぐに使わないそう。
「例えば通販で買ったTシャツが届いたら、まずは箱に入れたまま玄関に置いておきます。そして、家の中から処分できるモノを2つ見つけ、処分や人にあげるなどの手配ができたところで、ようやく新しいTシャツを家の中に入れて使い始めます」
この繰り返しにより、モノは自スムーズにモノを減らし買い物はより慎重になる然に減っていく。ならば1イン1アウトでもいいのでは? と思いきや、それではうまくいかないという。
「人からもらうなど、知らないうちに家に入ってくるモノは結構あるので、1イン1アウトでは対応しきれません。モノがきちんと減っていく状態を作るには、1つ入れたら2つ出す、というバランスは絶対です」
メリットはほかにも。「新しいモノを買ったら、いま持っているモノを2つ捨てなくてはならないので、余計なモノを買わなくなりますよ」
1.新しいものを買ったら玄関に置く
2.処分するものを2つ見つける
3.処分したら買ったモノを使い始める
【2】1日1与
抵抗なくモノを処分する方法、それは人にあげること。フリマアプリで売るよりも手軽で、幸福感も味わえるとなれば、片づけがポジティブな習慣として定着するはず。
いらないモノを幸福度に変換
こちらも読んで字のことく、1日1つ、自分の持ち物を人にあげるのがルール。「使い古して汚いモノなど、相手が欲しがらないモノは当然避けるべきです。あくまでも他人のためになるモノ、喜んでくれるモノをあげるのです。
毎日1つあげていけば、モノは確実に減っていきます。しかも、次に使ってくれる人がいることで、モノを手放す抵抗がグッと下がります」
さらに心理的メリットも。「人は自分のためにする利己的行動よりも、他人のためになる利他的行動をとったときに、より幸福を感じるもの。モノが減ってきれいになっていく嬉しさに加え、人の役に立つ幸福感も味わえれば、片付けがさらに楽しくなります」