そして、女性だから用意しておかねばならないのが、生理用品。

「もちろん援助物資にありましたが、私は量が多いほう。でも多めにくださいなんて言いにくいし、自分で用意しておくに限ります」(福島県・30歳)

 サニタリーショーツ、ナプキン、さらに洗濯して繰り返し使える布ナプキンもあると便利だろう。

意外に役立った食品用ラップ

 ここからは少数意見ながら、“なるほど!”と納得する声を紹介していこう。

水を使わないシャンプー、ウエットシート、リップクリーム、ハンドクリーム、爪切り。私は、これらがなくて身体から潤いが消えた」(福島県・29歳)

 確かに被災地では1週間程度お風呂に入れないこともある。ウエットタオルや水のいらないシャンプーを用意しておくと汚れやにおいに対するストレスを軽減できる。

「意外に便利なのがラップ。お皿を汚さないためだけでなく、包帯がわりに巻いたり、すごく寒くてお腹が冷えたときに腹巻きのように巻いていたら、風邪をひかずにすみました」(北海道・48歳)

 必要は発明の母というが、アイデア次第でいろいろ使えそうだ。防災用品の中にラップも忘れないように。

 そして、お金。「現金は必要。ATMが動かなくなり、お金が下ろせず、コンビニで買い物もできなかった」(群馬県・33歳)

 これも用意しておこう。震災はいつ起こるかわからない。