24時間態勢で生産されている

 世界的にマスクの材料も不足しているが、経済産業省や材料メーカーが一丸となり、確保できているという。

 マスクの生産が始まったのは、3月24日。

「商品名は『不織布マスク』。非常にシンプルですね(笑)。1箱50枚入り、個別包装はされていません。当面は日本政府に優先納品します。シャープ製のマスクが実際どこで使われているかは、私どもは把握していません。でも、いちばん必要なところに届いていると信じています」

 ドラッグストアやスーパーでは買えないの?

「予定はありません。日本政府への納入が落ち着いた後に、当社のサイト(シャープココロライフ)で販売予定ですが、時期や価格は未定です。いち早く、みなさまにお届けしたいのですが……」

 現在は24時間態勢で、1日15万枚が作られている。今後は製造装置を増やし、1日50万枚が目標だ。

「1日も早く新型コロナウイルスが沈静化することを願いながら、国内のマスクの安定供給に少しでも貢献できるよう、今後も精いっぱい努めます!」

 目のつけどころ、その心意気がシャープでしょ。