離婚前にやるべきことって?
【離婚する場合】
「スムーズな離婚には、準備が必要です」
離婚を決意したら、まずは生活資金を貯めたり、就職先や住まいを探し始めよう。とはいえ、すぐに夫に離婚を切り出す必要はない。
「共有財産はもちろん、夫名義の資産の確認もしっかりしておきましょう。離婚時の財産分与は、原則2分の1ずつ分けることが法律で定められています(結婚前の個人の財産、遺産などは除く)。金融機関、証券会社、生命保険会社などからの郵便物などもチェックしておくといいですね」
最近はネットバンキングの利用が増え、郵便物での確認はしづらい場合は、
「夫のケータイに入っている銀行や家計簿のアプリを見ればわかります」
浮気の証拠集めのついでに、中身を見ておくと◎
また自分が離婚を望んでいても、夫が不倫相手と結婚する気満々の場合は、夫から“離婚したい”と言い出して来るまで待つという秘策も。
「この場合、夫が望んでいるのは離婚届です。離婚届と引き換えに、金銭的条件を高く釣り上げることもできます」
もらえるものは、たっぷりもらったらうえで、新生活の扉を開けよう。
【離婚を切り出す前に準備をすること】
(1)自分が自由になるお金を作る
慰謝料がもらえるとしても、弁護士費用、探偵費用などのほか、引っ越し費用、敷金・礼金、当面の生活費など、先立つものがまず必要
(2)共有財産を洗い出す
源泉徴収票や給料明細、預金通帳で夫の収入や財産を把握。コピーもしくは写メを。持ち家がある場合、ローンの残高や売却した場合の価格も調べておく
(3)離婚後の住居のめどを立てる
財産分与で持ち家をもらえるのか、引っ越しが必要か? 実家に身を寄せられるのか? 賃貸住宅や公営住宅などの検討など
(4)就職先を探し始める
慰謝料や養育費だけで暮らしていくのは難しい。ハローワーク、母子家庭等就職・自立支援センターなどの利用を
(5)離婚後の生活費の試算
家賃や食費などの生活費や学費など。ひとり親家庭で免除されるものや、支給される児童扶養手当や住宅手当など、自治体に確認を
(1)自分が自由になるお金を作る
慰謝料がもらえるとしても、弁護士費用、探偵費用などのほか、引っ越し費用、敷金・礼金、当面の生活費など、先立つものがまず必要
(2)共有財産を洗い出す
源泉徴収票や給料明細、預金通帳で夫の収入や財産を把握。コピーもしくは写メを。持ち家がある場合、ローンの残高や売却した場合の価格も調べておく
(3)離婚後の住居のめどを立てる
財産分与で持ち家をもらえるのか、引っ越しが必要か? 実家に身を寄せられるのか? 賃貸住宅や公営住宅などの検討など
(4)就職先を探し始める
慰謝料や養育費だけで暮らしていくのは難しい。ハローワーク、母子家庭等就職・自立支援センターなどの利用を
(5)離婚後の生活費の試算
家賃や食費などの生活費や学費など。ひとり親家庭で免除されるものや、支給される児童扶養手当や住宅手当など、自治体に確認を
◎離婚には3種類ある
離婚には大きくわけて〝協議離婚〟〝調停離婚〟〝裁判離婚〟の3つがある。
協議離婚は、法律が認める離婚原因がなくても、夫婦双方が離婚に合意していればOK。離婚届を提出して受理されれば、離婚が成立する。
夫婦間の話し合いでまとまらない場合は、家庭裁判所で『夫婦関係調整調停(離婚)』を申し立てる。裁判官である家事審判官と2名の調停委員で構成される調停委員会が、当事者それぞれから事情を聴く(夫婦が同席しない)。
調停がまとまらない場合は、裁判。お互いに譲らず最高裁まで争うと3~5年かかることも。裁判で認められなければ、離婚はできない。