しかし、悲劇はここから始まる。'19年7月のこと。

「私がA子の家に行ったとき、彼女の体調がすごく悪そうだったんです。A子は『バセドウ病』を抱えており、また悪化してきたのかなと思いましたが、ちょっと様子が違う。もしかしたら妊娠してるんじゃない? と聞くと、A子も心当たりがあると言うんです」

 妊娠検査薬を使って調べた結果、陽性反応が出た。初期の妊娠だった。

「6月末にドゥファンと肉体関係を持ったとき、いつもしている避妊を彼がしなかったと言っていました。陽性が出てA子は驚き、しばらく何も話せずにいましたが“43歳で妊娠すると思わなかったから、産みたいよ……”と目を潤ませて話していました」

 すぐにドゥファンとも話し合いの場を持った。

'15年、A子さんと交際していたApeace時代のドゥファン
'15年、A子さんと交際していたApeace時代のドゥファン
【写真入手】堂々と路上喫煙するドゥファンやA子さんと“仲良し”2ショット

A子は“認知だけはしてほしい”とお願いしたそうですが、ドゥファンは“認知はできない、義母にバレたら日本にいられなくなる”と言ったみたいです。しょうがないので、A子は1人で産んで育てると言っていたのですが……

 たった1人での出産に子育て。不安がA子さんを襲った。

「“育てるのにいくらかかるんだろう、仕事も続けるのは難しいし、やっていけるのかな”とか“将来、子どもが父親がいないことで悩んだりしないかな”と、すごく不安を抱えていました。生活も不規則で不眠症気味のママは、妊娠中は薬も飲めない。まったく寝れず、ひどい顔をしていました」(前出・元従業員)

 悩んだ末、A子さんは中絶することを決意し、ドゥファンもそれに同意したという。

中絶した後に、ものすごく後悔したようです。年齢的なこともあり、やっぱり子どもが欲しくなってしまったA子は、“子どもを作るためのセックス”をドゥファンに求めたんです。彼も“覚悟があるなら協力する”と応じたようです」(前出・友人、以下同)

 子どもが欲しい──。その一心で始まった“いびつな関係”は、長くはなかった。

今年の初めには、ドゥファンからの連絡が途絶えたんです。たまにA子から連絡すると“会いたいなら、そう言えばいい”と高圧的な返事で……。中絶で苦しんだA子は寄り添ってくれない彼に感情的になってしまい、“あなたも不幸になってほしい。あなたは子どもの成長を見ることができるけど、中絶をした私は子どもの成長を見ることができない。私がどれだけ苦しいかをわかってほしい”というメッセージをLINEで送ったそうなんですが……

 すると翌日、弁護士から書類が届いたという。

ドゥファンから委任を受けたという内容と一緒に、“あなたのしているのは脅迫行為なので、今すぐやめるように”と書かれていたそうです。最終的には28万円をドゥファンが支払うことで示談したそうですが、今も“なんで中絶しちゃったんだろう”と泣くA子がかわいそうで……

 週刊女性はA子さんに電話をして話を聞こうとしたが、

もう終わったことですから……、私からお話しできることは何もありません

 弱々しい声で、それだけ話すと電話は切れた。