ゆきぽよの“新手の営業”とは
「ゆきぽよさん、旧知の番組スタッフに“リモート出演なら、ヘアメイクはセルフいいです!”と申し出ているんです。“自分でメイクするので、ヘアメイクさんをつけなくていいですよ”ということ」(前出・テレビ局関係者)
テレビ業界では、男女問わず、すべての出演者がプロにメイクを施してもらい髪をセットしてもらう。こと、売れっ子女性タレントともなれば、ご指名ヘアメイクに仕事を依頼するのが当たり前で、それは、たとえリモート出演だとしても変わらなかった。
「リモート先の自宅や事務所にヘアメイクさんに来てもらって、仕事をしてもらうのが普通。ヘアメイクさんのギャラは1本5~7万円が相場。ほかのギャルタレントを呼ぶと、出演者本人のギャラに加えてヘアメイクさんのギャラも必要になるわけです。でも、ゆきぽよさんの場合は、その分のお金が浮くことに」(バラエティー番組スタッフ)
異例とも言える申し出には、ちゃんと理由があった。
「ゆきぽよさん本人は、“これからリモートが増えるでしょ? メイクさんのお金がかかりませんって今から言っておけば、ほかのタレントさんたちと比べたときに、ゆきを使ってくれる確率が上がるんじゃないかな?”ってあっけらかんとしてましたけど、これはたしかに的を得ていて。これからコロナの影響で番組の制作予算がさらに厳しく締め付けられるのは間違いないですからね」(前出・番組スタッフ)
それを見越して、にこるんやみちょぱといった強力なライバルに先手を打った、ということらしい。
「“メイク代いらない”というのは、われわれからするとすごくありがたいんです。ゆきぽよさん、“見かけによらず、ちゃんとしてる”って言われていますけど、本当にしたたかな戦略ですよね(苦笑)」(前出・番組スタッフ)
折しも一般社会では『新しい生活様式』が発表されたばかり。これまでの社会生活や考え方を根本から変えることが求められる。テレビ業界も、こんな「ヘアメイク、なしで!」が“新しい出演様式”になっていくのか──。