「5月15日の夕方、突然のことでしたが『済生会中央病院』に宮内庁職員の方からお電話をいただきました。
“秋篠宮ご一家と職員で、ビニール製の医療用ガウンを作ったので、これからそちらにお持ちします”とのことで、あまりのサプライズにたいへん驚きました。
職員が届けてくださった段ボールには100着のガウンに加え、ご一家全員と職員5名の直筆メッセージカードも同封されていたのです」
そう話すのは、社会福祉法人『恩賜財団済生会』事務局の広報担当者。
『済生会』とは明治44年、医療によって生活困窮者を救済しようと、明治天皇が設立した日本最大の社会福祉法人。
全国で病院や診療所を運営している団体で、緊急事態宣言が解除された現在も、新型コロナウイルスの感染患者を受け入れるなど、今の日本医療界を支えている。
秋篠宮さまは'13年4月から『済生会』の名誉総裁に就任されており、今回、ご一家全員でポリ袋と養生テープを使い、感染症患者を治療する従事者のために“特製ガウン”を作られた。
5月22日には、追加で200着のガウンを『済生会』の本部にプレゼントされたという。
さらにもう1回、29日にも追加で200着のガウンが届けられたと話してくれたのは『済生会』の炭谷茂理事長。
「28日に宮内庁職員の方からお電話をいただいて、翌日の午前中にガウンを新たに200着と、メッセージカード2枚もちょうだいしました。これでガウンは合計で500着です。緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ患者はいらっしゃいますし、ガウンは足りていない状況なので本当にありがたいです」