皮膚科や美容クリニックに頼って
注意していたはずが、うっかり日に焼けてしまったら?
「まずはタオルで包んだ保冷剤などで冷やすこと。2、3日は肌の炎症を沈静化させるシートマスクなどを使って、集中的にケアしてください。ひどく日焼けしてしまった場合は、皮膚科などで薬を処方してもらうのもいいです」
日焼け直後からメラニンの生成が始まるので、放置せずに早めにケアすることが大事だ。
左右対称にシミができるときがあるが?
「肝斑(かんぱん)など、左右対称に出るようなシミは、一般的なシミというより、炎症反応やアザに近いものもあります。気になったときは、皮膚科や美容クリニックで診てもらったほうがいいでしょう」
紫外線が強くなる、これからの季節。しっかりとUVケアをして、自分では気づきにくい“横顔シミ”の予防を!
“美ベジ”ケールでインナーUVケア
美意識の高い女性たちが注目している、美肌の救世主「ケール」。身体の外側からの日焼け対策をマスターしたところで、身体の内側からUVケアする方法を引き続き、山崎先生から伝授してもらいました。
紫外線から肌を守るには、身体の外側からだけではなく、内側からもケアすることが重要。それにはシミのもととなる活性酸素を抑制する必要がある。
活性酸素は大量に生成されると、過酸化脂質を作り出し、シミばかりでなく、動脈硬化、がん、老化、免疫機能の低下などを引き起こす恐ろしいもの。紫外線によって発生する活性酸素の働きを抑制したり、取り除く“抗酸化物質”を含む食品を摂取することが有効だ。
なかでも、葉野菜「ケール」は、“スーパーフード”として近年、注目されている。
抗酸化作用のあるポリフェノールをはじめ、ビタミン、カルシウム、食物繊維が豊富で、インナービューティーに導く“美容食”として、ヘルシー志向の女性を中心に、愛用されている。
ビタミンCはグレープフルーツ約2個分、食物繊維はレタス2個分以上、カルシウムは牛乳約2杯分になる。
一見、美容には無関係なカルシウムだが、カルシウム不足で骨が弱くなると、周りの筋肉が衰え、肌のたるみにつながるので、抗酸化物質はもちろんのこと、カルシウムまで摂取できるケールは、まさに美容にいい野菜 “美ベジ”といえる。