まず改善すべきは“親のスマホ依存”
次にオススメなのが、スマホに触らないと楽しくなる無料アプリの活用だ。
「『Forest』は設定した時間、スマホに触らずに過ごせると、植えた木の苗が育って立派な木に成長。最終的には大きな森になります」
触ろうとすると“もうちょっとだから頑張れ!”などのようなメッセージも届く。
「ほかにも魚が成長していくアプリも。ゲーム感覚で楽しく“スマホ離れ”を達成できるでしょう」
だが、もっとも大事なのは“大人のスマホ依存の改善だ”と、鈴木さん。
「みなさん、1日にスマホを何時間、触っていますか?」
在宅勤務で会社からいつ連絡が来るかわからないから、コロナの最新情報を知りたいから……。そんな理由から、親たちもスマホに触れる時間は圧倒的に増えた。
「スマホ依存の親から注意されても、子どもは言うことなんて聞きません。親が依存しているから、子どもも依存していると考えてください」
例えば、リビングにスマホBOXを置いてみる。
「“〇時から〇時まで家族全員のスマホをこの箱に入れておく”というルールを決めるんです」
ほかにも、ご飯を食べるときは家族全員のスマホが鳴らないように設定。
「バイブ機能も切ってください。ブーブーと震えたら、スマホに気をとられてしまいます。とにかく親も子どももスマホをいっさい触らないし、存在すら忘れる時間をつくるんです。スマホ依存は親子で脱却していくものです」
スマホ漬けにならない3テク
(1)親が依存していたら子どもも依存する!
「子どもを注意する前に、自分がどれだけスマホを触っているかを考えてみましょう。対策はそれから!」(鈴木さん、以下同)
(2)無料アプリで楽しく使用時間を短縮
スマホ依存となった子どもに、厳しい対応はNG。「スマホに触らないとご褒美がもらえるアプリなどを活用して徐々に時間を減らしましょう」
(3)家族全員がスマホを触らない時間を設定
「食卓の上にスマホを置いてご飯を食べていませんか? 電源オフや通知オフなど、スマホがない生活に慣れていきましょう」