移住者に対する自治体のサービスが鍵

 そんな都会からの若い人を受け入れる、地方の人たちはどんな心持ちで迎えたらいいのだろうか。

 コロナの感染拡大期には、都会から逃れてくる人に複雑な表情を浮かべる地方の人たちも多かったようだ。

「働き盛りの若い人が流入してくること、子どもさんを連れた人が来てくれることは、その地域の活性化にもつながることなので、歓迎すべきだと思います。

 問題はそういう移住してくる人に対して、自治体などがどんなサービスを提供していくかが鍵だと思います。都会の仕事がメインだとしても、サブ的な仕事を用意してあげるとか、逆に地方の仕事をメインにしてもらえるようなものを提供するということです」(木下さん)

 年配者の移住といえば、自治体に税金を落とさないばかりか、医療・介護費などの負担が増え、ありがた迷惑な存在だったとも言われてきた。

 今回のコロナ禍を機に、多くの若い人とカネの流れが変われば、今まで山積していた日本の課題が、一気に解決するかもしれない。

コロナ禍の減収と増税に備え、
コレはやっておきたい!

■固定費の見直し!…光熱費、通信費、住宅ローン、保険、定期購読、習い事など

■生活費3か月分の貯蓄!…巣ごもりで浮いた交際費などをいざというときの備えに

■副業を見つける!…自宅のテレワークで家事や育児と両立

■大都市圏からの脱出!…「密」を避け、物価が安く、空気のおいしい田舎暮らしを