夫の死後、第2の人生が始まった

軽快に対談が進んだ小笠原祐子さんと岩井志麻子さん
軽快に対談が進んだ小笠原祐子さんと岩井志麻子さん
【写真】20代の小笠原さんと京大アメフト部のイケメンご主人

岩井:小笠原さんはずっと専業主婦で、ご主人を亡くされてから60代でスナックを始められて、81歳でAVの世界へ。ご主人と毎日、夜の営みをされていたというのは本当ですか?

小笠原:結婚するまではお互い未経験でしたから、結婚後はふたりともハマったわね。夫は京大のアメフト部出身で体力があったの。だから朝2回、夜2回の1日4回を35年間です。しなかったのはお産のときだけ。しかも大きい。だから夫が59歳でがんで亡くなったときは、「もう、この先セックスは結構」と思って、AVデビューするまでは誰ともしなかった。

岩井35年間毎日、セックスアスリートですよね。相手はご主人だけでも、何十人もの人とやってたみたいな感覚でしょう。

小笠原:そうそう。だから、夫の死後、若い男の子と飲み歩くのは楽しかったけど、したいと思わなかったわね。夫は毎日、18時半に帰ってきて、家で食事をしていたから、私は夜、外出したこともなかったんです。やきもちやきだったし。だから、夫が亡くなってからは羽目を外して、第2の人生が始まったのよ。

岩井:ご主人以外の男性との20年ぶりのセックスがAVで、本番ではすごく濡れたという事実にも驚きました。女性って年齢とともに濡れなくなって、悩んでいる人も多い。それなのに小笠原さんはローションもいらなかったそうで。

小笠原ずっと濡れ濡れ。

岩井:うらやましい! 私なんてもう、カサカサで粉ふきそうですもん(笑)。でも、恋人の局部を切ったことで有名な阿部定さんも、セックスが大好きで常に濡れ濡れだったそうです。体質なのかもしれませんね。あとはご主人がずっと憑いているのかも!

小笠原:35年間、毎日、主人のを触ってたからね。主人もあの世から私のを触っているのかも。

岩井:小笠原さんの作品はとても人気ですが、若い女性の裸より、熟女を好む男性も多いと聞いています。おじいちゃんたちからすると、孫みたいな女性には色気を感じなくて、自分と近い年齢の女性の裸を見たいのでしょうね。

小笠原:今の若い女性はみんな細いでしょ。肉付きがいいのが求められてるんですって。自分の奥さんはぶよぶよですからね。

岩井:なるほど! やせなきゃと思っている女性への励ましになりますね。