「今回はコンサートというより、ファンミーティングというより、なんと言ったらいいのか。オンライン・ステージのなかで自分がいままで見てきた夢、これから見たい夢、そして、みなさんの夢を一緒に語り合おうと思っています」
召集解除後、初のオンライン記者会見で、翌日のファンミについて語ったチャン・グンソク。
思い出がないなら
一緒につくっていこう!
半年ほど前から準備していた公演は、新型コロナウイルスの影響によりYouTubeで公開された無料のオンライン・イベントに。ステージに登場し『一緒につくったメロディ』を歌うと、
「本来なら、ここで歓声が聞こえるはずなんですが……」
全世界のウナギ(ファンのこと)が見ているファンミのトークは韓国語で。社会服務要員として過ごした2年を振り返り、
「規則正しい生活になって、本当に健康になりました。僕はソウル消防災難本部にいたんですが、職場の女性について聞かれることも多かったです。95パーセントが男性です。そして、美しい女性職員は……。以上です(笑)」
と、笑いを誘う。また、机に置いたタブレット端末に表示されるウナギからのコメントを読みあげ、
「“グンちゃんが(兵役で)いないあいだにファンになりました。グンちゃんとの思い出がないけど、いまからウナギになれますか?”。正直に言うべきですよね。僕もあなたとの思い出がない(笑)。でも、いい思い出も悪いことも一緒につくっていけばいいんじゃないかな」
約2時間に及んだ公演では、『家に帰ろう』などの日本語曲を含めた10曲を披露。
「本当に2年間マイクを握りませんでした。カラオケに行ってもほとんど歌わないし、自分の曲を聴くのもずいぶん久しぶり。とにかく、すごく緊張しています」
そう言いながら甘い歌声でウナギを魅了するが、
「歓声がないとすごく恥ずかしいですね(笑)」
エンディングでは視聴している日本のファンが多いことから、
「2年間、日本人にほとんど会わなかったし、日本にも行かなかったから、日本語をだいぶ忘れているだろうと思っていました。でも、(ここから日本語で)愛している。日本のファンのみなさん、ありがとうございます。すぐに行きますから、ぜひ待っていてください」