悩み2. “レス”の原因にも!性交痛
「コンスタントに夫婦生活があるという人はあまり問題がありませんが、数年ぶりとか、閉経後に初めてするなどという人は、痛みと出血で悲鳴を上げるほどという人も少なくないんですよ」
ストレスなどで性交痛がある場合もあるが、中高年女性の場合、主な原因はやはり膣の老化。
「膣は粘膜に覆われていて、粘液を出すのが通常ですが、中高年になると粘膜が薄くなり“粘液力”は低下。乾いた状態なので、挿入時に痛みを感じてしまいがちです」
性交痛が恐怖となり、セックスレスになってしまう人が少なくないという。
閉経後の性交痛にも関連するが、膣の潤いがなくなり、外陰部や膣が乾燥・萎縮して、雑菌が繁殖し炎症があれば“萎縮性膣炎(老人性膣炎)”と判断される。
「膣まわりの粘膜の厚みが減り、まるでせんべい布団のように薄くなる状態です。乾燥によりヒリヒリ感や灼熱(しゃくねつ)感を感じることが多いですね」