聞けば、誰もが知る有名企業の社長や芸能人も、大勢お忍びで通っているという。
「高橋さんが初めて見てもらったとき、“このままだと一生売れない”と、かなり厳しいことをズバズバ言われたそう。でもアドバイスどおりにして手持ちの印鑑をすべて作り替えたら、本人いわく“一気に人生が開けた!”と。それ以来、高橋さんは店主を“先生”と呼んで、悩み事や困ったことがあると、何かにつけて相談に通っているんだそうです」(前出・知人)
そんなイメージはないような高橋がハマるほどの“開運仙人”か……。週刊女性も会えるものなら会ってみたい。印鑑屋を訪ねて取材の旨を伝えると、受付の女性が困惑ぎみに、
「昔から取材は全部お断りしているんです。私たちの仕事が立ちゆかないですから……。いっさいお話しできません」
“開運仙人”が記者を鑑定
すると、やりとりをじっと聞いていた店主が笑顔で記者に語りかけてきた。長い白髪は、たしかに仙人のよう。
「何か特別なことをしているというわけではないんですよ。その人に合った印鑑を作っているというだけでね。キミね、ちょっとそこに座りなさい。ええと……生年月日は?」
突然の展開に驚きつつ、尋ねられるがままに答えると、店主は小声で何やらブツブツ。
「……なるほど……お母さんの実家で……うんうん……そうか……。今日、キミが私のところに来たというのはね、実は取材とは関係ないんだ。お母さんの実家でこれから問題が起きるから、それをご先祖が心配して、ここによこしたというわけなの。問題が起きたら、キミの考えがいちばん正しい解決になるから、自分に自信を持つことだね。あとね、キミは子どもをどんどんつくんなさい。ワッハッハ!」
これで記者の開運も間違いなし……!?