お茶の間の人気者から、一転。文春砲が見事に当たり、急降下の展開になってしまった原田龍二。ただひたすら反省をし続ける彼が、同じく世間を騒がせた有名人と語り合う! 第13回は、前横浜市長の中田宏。世の中をもっとよくしたいという熱い思いは今でも変わらない! 原田の心にも飛び火したようで──。

 全裸俳優の原田龍二は、酷暑に負けない熱さですべてに全力投球。そして、自ら犯してしまった過ちを胸に刻んで前に進んでいる。

 今回、原田が手合わせするのは、前横浜市長であり、現在はコメンテーターや政治系ユーチューバーとして活動する中田宏。突如の辞任で世間を騒がせた彼だが、横浜市長時代には前代未聞の濡れ衣を着せられたことがあったという。そんな彼が、いま見ている景色とは──

 

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中田の反省点とは……

原田 はじめまして! 今日はよろしくお願いします。

中田 よろしくお願いします! 実は僕は政治家でして、横浜市長などをやってました。

原田 存じ上げております(笑)。この対談は、僕が昨年起こした女性スキャンダルが発端になってまして、反省というテーマでいろんな方とお話をして、生きる力を学ぶという企画なんです。

中田 女性問題を起こして、その後、力強く生きている、というくくりではなく?

原田 女性問題じゃなくて大丈夫です……!

中田 よかった! 僕は、「中田の愛人」を名乗る見知らぬ女性に横浜市庁舎で会見を開かれました。濡れ衣を着せられただけなので、女性問題には疎くて(笑)。

原田 濡れ衣のパンチが強い! 当時は、どのように乗り越えたんですか?

中田 僕の場合は、週刊誌にウソばかり書かれたので、精神的なダメージはあまりなかったんです。私の足を引っ張るための反抗勢力の捏造だ、とすぐにわかったので。

原田 なぜ陥れられてしまったんでしょう。

中田 僕は、横浜市長になってからバッサバッサと利権を切りまくっちゃったんですよ。それまで利権で甘い汁を吸っていた連中から利益を取り上げたから、恨みを買ってしまったんです。急速に改革路線を推し進めたので、反抗勢力側は誹謗中傷捏造と、あの手この手で僕をぶっつぶそうとしたということですね。

原田 そうだったんですね。「政治の世界は足の引っ張り合い」という言葉をよく聞くんですけど、中田さんの場合もまさにそれですよね。恨みを買わずに、改革はできないんでしょうか?

中田 誰からも恨まれずに改革をするのはありえないですね。ひとつ次善策があるとすれば、なるべく広く理解を求めて味方を作ること。僕はそこが甘かった。多勢に無勢ではなく、多勢に多勢で挑んでいたら、また違う方向に進んだかもしれないです。反省という意味だと、味方作りが足りなかったことかな。