居酒屋経営に本腰を入れる?
国会議員秘書が耳打ちする。
「そもそも昭恵夫人は出しゃばり。国会議員の妻は地元の後援者や関係先をフォローし、夫に代わって票集めする“黒子”なのに、昭恵夫人は好きなことばかりして安倍首相の足を引っ張ってきた。
少し落ち着いたら、これまで以上に好き勝手するでしょう。苦渋の選択をした安倍首相が、そんな昭恵夫人に愛想を尽かしてもおかしくない。もともと母・洋子さんとの嫁・姑関係も全然うまくいっていないんですから」
森友学園問題で昭恵夫人の証人喚問などが求められているとき、安倍夫妻と同居する洋子さんは「あなたのせいで晋三が首相を辞めることになったら許さないから」と昭恵夫人を面罵したとされる。
政府は昭恵夫人を「公人ではなく私人」と異例の閣議決定をするはめになり、板挟みが続く安倍首相は私邸でもくつろげなかった。
「退任によって時間的余裕ができるため、いままで気にとめなかったことが気になるようになる」(前出・秘書)
夫婦関係に亀裂が生じるおそれもあるという。
また、安倍首相の地元・山口でも昭恵夫人は微妙な存在になってしまっている。
「地元事務所のスタッフと安倍夫妻の話をすると、なぜか『昭恵さん』『昭恵夫人』とは言わず、『夫人』とそっけない呼び方をするんです。昭恵夫人の言動は困ったものだという空気感があり、それは安倍首相の耳にも入っているはずです」と前出・須田氏。
政治家を続ける以上、この溝は放置できないだろう。
いずれにしても、ファーストレディーではなくなる昭恵夫人の“第二の人生”はどのように展開するのか。
昭恵夫人をよく知る政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「いまはコロナ禍で臨時休業中のようですが、都内の居酒屋『UZU』の経営に本腰を入れるのではないか。昭恵夫人は休業以前から店に出てこなくなっていたらしいから」
コロナ禍の3月にタレント・手越祐也やモデル・藤井リナらと私的なお花見をしていたと報じられたほか、ほぼ同時期に大分県の宇佐神宮にも参拝。物議を醸しただけに、現在は自粛中ともとれる。
「現職の首相夫人にはさまざまな人が近づいてきますが、元ファーストレディーはそこまでお呼びがかかることはなく、気心が知れた人と付き合いを深めることができるでしょう。“電通(元勤務先)の宣伝部長”とあだ名されたほどお酒の好きな人ですし、人付き合いも天才的にうまいから、ほどほどに居心地のいいポジションをつくるのではないか」(有馬氏)