ユッキーナを直撃!

木下さんは所属事務所に相談し、示談を模索。タピオカ店のオーナー側に“1000万円を払うから矛を収めて”と申し出ました。ところがオーナー側は弁護士を立てて、突っぱねた。“1000万円では足りないから2000万円は用意してほしい”という内容だったそう。自粛中の木下さんにとって2000万円というのは大金。弁護士と相談し、裁判になってもしかたがないという結論に至ったのです」(前出・ワイドショー関係者)

 争点は金銭の補償なのか。裁判の翌日、タピオカ店のオーナーに話を聞くと、穏やかな口調で話しだした。

─1000万円での示談を突っぱねたと聞きましたが?

うーん……ここまでに至る経緯がとても複雑で、いろんなことがあったんです。だから、どこから話していいかわからないし、何を話していいかわからないんです

─裁判は金銭の補償が目的?

この裁判では、賠償金はそこまで高額な金額にならないと思います。損害賠償は名目であって、私としては真実を明らかにしたいと思っています。いろいろな方に心配もかけましたし。とにかく優樹菜さんの言ってることは事実でないことばかり。給与の未払いも、明細の未配もない……。だから裁判で嘘を暴いて、真実をハッキリさせたいと思って提訴しました

─木下さんが芸能界を引退したことについては?

ウチが原因ではないと、本人もメディアでおっしゃっています。私は真実を明らかにしたいだけ。恨むとか、そういう気持ちはないですね。騒動の当初は騒がしくなりましたけど、今は周囲の方に支えていただいて営業させてもらっています。ただ、いまも“潰れろ!”とか嫌がらせのようなメールは来ます

 木下にも自宅から出てきたところで話を聞いた。ストリートラグジュアリーブランド『オフホワイト』のタンクトップに『グッチ』のベルトを巻いたジーンズ姿。肩には高級レザーブランド『ロエベ』のハンモックバッグ。スラリとしたスタイルは健在だ。

─引退を発表して2か月がたちますが、芸能界に未練はないんでしょうか?

まったくですね。事務所も辞めていますし

 声をかけたときは、驚いたような表情を見せたが、話をすると笑みがこぼれた。吹っ切れた様子で、雰囲気もいたって明るい。

─今後、何かを発信していく予定はありますか?

いやいや……。ないですよ

 母親として、子育て中心の生活を送っていくのだろう。そう思っていたら、直撃から数時間後の夜に冒頭のインスタグラムを新規開設したのだった……。

 この1年で、順風満帆な生活から一転したが彼女はどこまで転がり続けるのか。