結婚問題について話し合う機会はなかった
この1年の振り返りでは、秋篠宮家の“特徴”を改めて感じられる内容となった。
「コロナの感染拡大に伴い、今年3月から秋篠宮家が積極的に取り入れている“オンライン会議”で、さまざまな分野の専門家からの話をお聞きになったことを強調されていました。“状況に応じた豊かなコミュニケーションのあり方について、今後も考えていきたいと思います”と述べられ、秋篠宮家の活動を国民が改めて知ることになりました」(前出・皇室担当記者)
秋篠宮家を支える紀子さまのお気持ちがにじみ出ていた点を、ある皇室ジャーナリストが次のように解説する。
「今回のご回答では“家族エピソード”が多い印象でした。“オンラインで受けた内容について、食事の時間に話し合ったこと”“家族と有志の職員とで防護服を作ったこと”“久しぶりに家族でボードゲームをしたこと”などです。
家族の話題に言及されたのは、眞子さまの結婚問題に端を発した“家族不和”の印象を払拭されたかったのではないでしょうか」
小室佳代さんが元婚約者との間に400万円超の金銭トラブルを抱えていることが発覚すると、小室さんに対する世間の目は一変。この件で、現在も秋篠宮家には“火の粉”が降り続けており、家族仲まで悪化していると報じられたこともあったのだ。
「眞子さまの嫁ぎ先として同居される可能性もある家が、金銭トラブルを抱えていることがわかり、“皇族の結婚相手としてふさわしくない”という批判が巻き起こりました。
トラブルのことを知らなかった秋篠宮ご夫妻と眞子さまはひどく驚かれたそうで、翌年2月に婚約延期を発表。
その後、結婚の意思を曲げない眞子さまと“なぜ娘を説得しないのか”と、ご夫妻に対するバッシングが加速したのです」(前出・皇室担当記者)
そんな強い逆風が吹く中で、紀子さまが昨年に公表したお誕生日文書では、
《長女の気持ちを推測するなどして現状や今後についてお伝えすることは、控えたいと思います》
と、眞子さまのご結婚についての質問にご回答。
「“長女の気持ちを推測”という言葉から、眞子さまと結婚問題について話し合う機会はなかったのだと思います。昨年はお代替わりの行事で多忙だったことも理由でしょう。
しかし、今年3月ごろからのコロナ禍で公務がなくなり、お住まいで一緒に過ごされる時間が増えました。この時期あたりから、紀子さまと眞子さまが、結婚の話題に触れ始められたそうです」(前出・秋篠宮家関係者)