9月2日に自身が代表を務める会社で、牧場運営を始めることを発表した紗栄子。
「殺処分となる馬を引き取り、乗馬ができる牧場にしようと意気込んでいます。牧場を買収したのは紗栄子さんではなく、新しいホテル経営を目指す『NOT A HOTEL』というベンチャー企業を営む濱渦伸次氏。彼は元ZOZOで、紗栄子さんの“元カレ”である、前澤友作氏を紹介したと言われている人です」(芸能プロ関係者)
東北新幹線の那須塩原駅から車で30分ほど。栃木県大田原市に紗栄子の牧場はある。快く写真撮影に応じるなど地元住民にはおおむね評判がいいようだ。しかし彼女の牧場近くに住む酪農家の男性は、
「あそこはいろいろな業者によって売買が繰り返されていて、商業施設に転換しにくいため地元の人は誰も手を出しません。紗栄子さんも濱渦さんに広告塔として利用されているんじゃないですか」
同業となる馬の牧場を栃木県内で経営する男性は、彼女が行おうとしている殺処分への取り組みについて、次のように指摘する。
「殺処分に関してどうのこうの言う人はいつも部外者。馬1頭を育てるのに最低でも月に12万円以上かかるので、お金を生み出せない馬の殺処分はつらいけどしかたない。紗栄子さんの考えは否定しないけど、それが現実だよ」
経済面だけが理由ではない。
「馬にとって重い体を支える脚はすごく重要。骨折したら治らないと言われているので、生かしておくほうがかわいそうだよ。救うというのはどこまでやるんだろうね?」(同・牧場経営者の男性)
結局は“素人集団”だから
別の牧場経営者にも話を聞くと、
「彼女のやっていることはきれい事。現に、うちは昔から競馬で使えなくなったサラブレッドを馬術ができるように調教しているけど普通の馬よりすごくお金がかかる。そういうことも考えているのかな」
紗栄子の思い描く事業計画は現実性に欠けるようだ。
「結局は“素人集団”だから、お金を集めても回せないんじゃない。とはいえ、彼女の熱意は本物だと思うから、とにかくやってみることだね」(同・牧場経営者の男性)
本当に馬たちの命を預かることはできるのだろうか。
今後について紗栄子の会社に問い合わせると、
「当ファームで引退馬や保護馬を引き取るためには、安全対策を含めた設備投資が必要で、弊社だけの力ではとうてい及ばない部分があり、みなさんからのお力をお借りするためにクラウドファンディングをさせていただいております。
ご賛同くださった方からの支援によって設備投資をさせていただきますが、その内容によって、どのタイミングでどれくらいの引退馬や保護馬の引き取りができるか、慎重に精査して参りたいと思います」
とのことだった。牧場運営に乗り出した紗栄子の会社名は『Think FUTURE』。彼女の考える未来とは、一体……。