コメディアン俳優・片桐仁の本音トーク
'19年に放送されて話題になったドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)や、NHK連続テレビ小説『エール』にも出演し、今やすっかり売れっ子俳優の片桐仁(46)。彼はもともと、コントグループ『ラーメンズ』として活動していた“コメディアン”だ。
「'01年に放送された『金田一少年の事件簿』(日テレ系)が、初めて出演したテレビドラマでした。4つのセリフしかなかったので覚えるのは簡単だったのですが、初めてのことばかりでパニック状態でした(笑)」
俳優デビュー後は、舞台にも活躍の場を広げた。
「お客さんの前で演じるという意味で“演劇”と“コント”は似ていると思います。『ラーメンズ』でもネタは相方が作っていたので、“脚本を演じる”という面でも一緒でした」
転機となったのは'16年に放送された『嵐』松本潤が主演のドラマ『99・9―刑事専門弁護士―』(TBS系)。
「ゴールデンタイムのドラマにレギュラー出演するのは『99・9』が初めてでしたし、この作品で自分を知ってくれた人が多かったと思います。現場での松本クンや香川照之さんの姿から“1歩引いた目線”と“自分の芝居”、どちらも大切にすることを教わりました。出演者のみなさんが次々とアドリブを入れてくるので、それに応じるのが大変でしたけどね」
'19年の『あな番』ではキャスト間の“橋渡し役”になる。