ブランドものの服が束になって捨てられていた

 近所の主婦は、

「金子さんのお宅の前のゴミ収集所には、ブランドものの服がハンガーにかかったまま、束になって捨てられていました」

 と目撃談を。

ブランドものが無造作に捨てられていたという容疑者の自宅そばのゴミ収集所
ブランドものが無造作に捨てられていたという容疑者の自宅そばのゴミ収集所
【写真】ブランドものが無造作に捨てられていたというゴミ収集所

 さらに、前出の先輩は最近、容疑者を見かけたときの印象を次のように語る。

「体格がよくなったと同時に、顔はサイボーグなのかと思いました。もともと美人でしたが、別人のようでね。ボトックスはもちろん、整形もやっているのかと」

 一方で、私大の家政科出身の容疑者は料理が得意で、「よく家族に振る舞ってくれる」と母親が周囲に自慢していた。

横領金の使い道は?

 その母親が、週刊女性の取材に応じた。

 ブランドものについては、

「確かにそこそこの服は着てましたが、OLですから、決して派手な服ではないです。

 あの子は可愛い感じの服が好きなので、『ハロッズ』はよく着ていました。20年以上もしっかりした会社に勤めていて、給料もいいので、その程度なら買えるだろうと」

 ほかの使い道に心当たりはないのだろうか?

……本当に、まったくわかりません。主人が生きているころからの犯罪ですが、主人も私も、(容疑者の)お姉ちゃんも気づきませんでした。

 宝飾品も派手なものは身につけないし、家はもともとあるし、車も乗らないですから。お酒も飲まないし、おいしいものを食べに出かけるとか、海外旅行もしません。せいぜい、私と1年に1、2回、温泉に行く程度ですが、それは私が払っています。

 お姉ちゃんもあの子も、家には毎月、決まったお金を入れてくれていますが、彼女たちのために貯金しています」

 先の先輩は、横領金の使い道についてこうも話す。

「ブランド品だけで、1億5000万円は使えない。整形だって、美食だって、そこまでかからないと思います。とすると、私たちの世代の女性なら、オトコですよ。特定の男か、ホストに貢いでいたのかも