若冲と大典2人の間には愛が!?
――研究者の中には2人の間にはLOVEが生まれていた、と考察する人もいますが?
瑛太「そうですね。伊藤若冲との出会いで、大典は“この人を絶対につかんで離したくない”“自分が世に送り出したい”という気持ちが芽生えていて。この2人の出会いは性別の垣根がなくなってしまっていたようなところがあって。でも、客観的に視聴者の方が見ると、俗にいうBLなんじゃないかっていうくらい。あえてものすごく顔を近づけたり、唇と唇がくっつくんじゃないかくらいの距離で説得したり。そんなシーンもあります」
七之助「台本は“手を強く握る”だけだったけどね(笑)」
瑛太「どんどんどんどん詰めていく。もう、押し倒してしまうんじゃないか、ぐらいの勢いで。そこは1回だけ監督にも“やりすぎかな”と言われ(笑)。エンターテイメントとして、見ている人がドキドキするような芝居にチャレンジできたと思います」
七之助「滑稽なシーンでは決してなく。大典が、若冲に仏を描いてもらいたい一心のシーン。ただ、視聴者の方にはBLに見えても面白いかな、と」
瑛太「僕は女優さんとの恋愛作品をいくつもやってきましたけど、初めてでしたね。男性と、という役柄は。“抱きしめる”でもいろんな抱きしめ方があるじゃないですか。ドキドキして、手がびしょびしょになりました。すごい体験をしました」
七之助「僕は女方ですから、男の人を好きになるのは慣れてはいるんですけど(笑)。でも失礼な言い方かもしれないけど、瑛太さんで僕はすごく演じやすかった。おざなりでやるような相手だと共倒れする危険性があるんですが、瑛太さんはまったくそうではなかった。やっぱり、これだけイイ男ですしね(笑)」
終始、相手をリスペクトしつつ相思相愛でした!
正月時代劇『ライジング若冲〜天才 かく覚醒せり〜』
2021年1月2日(土)夜7:20〜8:35(NHK総合・BS4K)
※90分の完全版を1月16日(木)夜9時〜10時30分(BSプレミアム)で放送予定