「子どもを育てるお母さん役は初めて。実際に子ども役の子が泣いてしまい撮影が進まず、それをあやしたりしたこともありました。前と後ろの椅子に子どもを乗せて自転車に乗るシーンもあったんですが、めちゃくちゃ怖くて。世のお母さんはすごいなと思いました。

 ただ、子どもがいてわちゃわちゃしているのも楽しいかなと思いましたが、私自身の結婚はまだいいかなと(笑)。もうちょっと、ひとりの時間を楽しみたいと思いましたね」

 こう結婚観を語ってくれた広瀬アリスが出演中のドラマ『知ってるワイフ』で演じているのは、2児の母親である澪。ほぼワンオペ育児にストレスを抱え、マイペースな夫の元春(大倉忠義)にイライラを募らせ怒鳴り散らす恐妻だ。

超恥ずかしかった
中学時代の思い出

「澪と違って、私は疲れちゃうので普段あまり怒らないです。ただ、怒るときは突発的に怒るのではなく、追い詰めていくタイプ。私を敵に回したらちょっと厄介かもしれません(笑)

 物語は“結婚生活、こんなはずじゃなかった!!”と悩む元春がひょんなことから過去にタイムスリップ。大学時代の憧れの女性と結婚し新たな人生を送ることになるファンタジーラブストーリーが描かれる。

もし私自身が過去に戻るとしたら……学生時代に戻ってみたいです。中学3年ごろからお仕事で上京する機会が多く、帰り道に友達と何か買って食べたり、そういう機会もなかったので。

 卒業アルバムも、久しぶりに登校した際にたまたま体育の授業のときにカメラマンの人が来て撮ってくれたんです。でも、その日、体育着を忘れてしまい借りていたから、全然違う人の名字の体育着を着た写真がアルバムに。超恥ずかしかったですし、それが私の中学時代の思い出です(笑)」