“紗里流”SNSとのつきあい方
──(編集部)質問を変えます。今は一般の方々がSNSを使って著名人に誹謗中傷をするようになった“SNS時代”です。加藤さんへのコメントもファンの方もいれば、心ない言葉をかける方も多いとは思います。そうした誹謗中傷で亡くなられる方もいらっしゃるなか、どういう風にSNSと向き合っていくのが“加藤さん流”なんでしょうか?
紗里「そうですね。それこそ、紗里の友達とかは、絶対に顔出ししたくない子がいて。“ちょっとでもブスって言われたくない”っていう子……めっちゃ可愛いんですよ? その子。でも、SNSをやらない。みんなに“インスタやろうよ”“鍵つけてやればいいじゃん”みたいに言われてるんですけども、やらない。徹底してやらないんですよ」
しげる「しげるの周りにも“やらない”って選択をしている人は多いな」
紗里「普通の仕事をやっている方だったらデメリットの方が大きいと思うんですよ。紗里も芸能界にいなかったら多分やってないですもん。だって自分の情報をさらすだけですし」
しげる「自分は発信しないけど、人の投稿を見たいって方も沢山いますよね、例えば海外のモデルさん、ハリウッドスターとか普段見れない姿を垣間見れるのは、嬉しいし参考にもなる! だから鍵をかけて覗くのも楽しい……けど、イヤなのが、鍵をかけて自分の存在を隠した上で、クレームを発信する人。正直、卑怯だと思うな。SNSは自分の言いたい事を言っていいと思うけど、決して誰かを傷つける為に作られたツールではないと思うから、使用するにもルールってある気がするよ」
紗里「だから、やらなければいいのかもしれません。傷ついている人に私が言うとするなら、それかな」
しげる「ありがとうございます。さて。そろそろお時間です。最後にメッセージをいただけますか?」
紗里「世の中には、シングルマザー&シングルファザー1万人に現金10万円を配布する基金などを作られている方もいます。素敵な試みに思えますが、シンママが本当に欲しいのは目の前の10万円じゃない。では来月は? その先は? 当事者からいえば、欲しいのは“安定”なんです! お金を持っている方はお金を配るのではなく、どんどん私のシェアハウスのような企画(※詳しくは前編を参照)の真似をして欲しい。それが広がって文化にまで昇華してくれればいいなって思うんです」
しげる「東京だけじゃなく、将来的には大阪、名古屋、そして全国各地にできたらいいね。さっき紗里ちゃんが言ってた“メディアの在り方”に関しては、少しずつでも改善されていけばいいなと思います」
紗里「でも、みんな、人の不幸に食いつくじゃないですか。だから多分記者もそういうゴシップとか撮りたがると思うんです。わかるんですけど」
しげる「(笑)友達とワイワイしている中で誰かの“噂話”ってお酒のつまみになったり、会話のキッカケになったりするから“知りたい”っていう心理は、確かに理解できる。だからこそ存在するメディアもあるんだけど、もう少し時代の流れとともに変化していってもいいのかなって思う」
紗里「かもしれませんね。(編集部に)先ほどは失礼しました」
しげる「とても濃い時間でした、紗里ちゃん、ありがとう」
紗里「こちらこそありがとうございました!」
今回のお店 『yelo(イエロ)』
【店主に直撃!】
――かき氷ブームの火付け役のお店と聞きました。お店誕生の経緯を教えて下さい。
「オーナーがかき氷が好きだったんです。当時、都内にもかき氷屋はあったんですが、もっと手軽に“ふわっとした”かき氷を食べられるお店が作れないかと考え、2014年4月にオープンしました」
――おすすめのメニューは?
「メニューの殆どが、月替りだったりするのですが、ティラミス、イチゴミルク、マンゴーミルク、抹茶は通年出しているメニューになります。その中でもオープン当初から人気なのはティラミス。さらには、マスカルポーネチーズを加えたホイップを載せた“デラックス”というメニューが人気がありますね。
かき氷はすべて三層構造仕立て。それがフワフワの理由であり、食べ進めていっても味が薄くならずに美味しい状態で食べていただけるんです。“三層”というのは氷、オリジナルのミルクソース、シロップの三層。
――オリジナルのミルクソースとは?
「かき氷といえば練乳ですが、練乳よりさっぱりした甘さを目指したミルクソースです」
――氷のこだわりは?
「48時間以上時間をかけてゆっくり濾過しながら作った純氷を使用しており、食感をよくするために冷凍庫から出して少し溶かした状態にして削っております。これがフワっとした食感になる“温度管理”というものです。削り方は羽のようにひらっと薄く大きめに。そうすると口に入れた瞬間に溶けるかき氷になるんです」
――最後にPRを!
「コロナ禍で営業時間は短縮していますが、冬場はかき氷のオフシーズンですが季節ごとのシロップがありますので、季節関係なく、かき氷が食べたくなったら思い出していただけたらと思います」