ゴマキや広末はどうだった?
たとえば、AKB48の前に国民的女性アイドルグループとなった『モーニング娘。』において、最盛期の顔だったのがゴマキこと後藤真希。その七光りにより、弟の後藤祐樹までデビューしてしまった。
が、祐樹は遊びたい盛りで芸能界と合わず、素行不良により引退。その後、窃盗や強盗傷害で逮捕されてしまう。 その服役中、母親が亡くなった。「ゴマキ御殿」とも呼ばれた自宅の3階にあった弟の部屋からの転落死だ。
しかし、ゴマキは男選びについては間違えなかったようだ。結婚相手は年下で、地元の一般人。小学校時代にサインをもらいに来て以来、彼女のライブや舞台をよく見に来ていて、その雰囲気に惹かれた彼女から交際を申し込んだという。
著書『今の私は』(小学館)にはこんなエピソードが綴られている。
《外で会うことは避けていたので、たびたび家に来るようになり、家族ともすぐに打ち解けていた。(略)甥っ子ともすぐ仲良くなっていたのは、彼のキャラクターだろう。子どもに受け入れられたことで壁がなくなり、その後も実家にいることが多くなった》
この普通っぽい気楽さがよかったのだろう。じつは「時代のセンター」まで行ったアイドルの場合、同業者的な相手との恋愛はうまくいかないことが多い。
1990年代に国民的アイドルとなった広末涼子もそうだった。デビュー後、熱愛報道された伊勢谷友介といい、最初の夫の岡沢高広といい、当時はやんちゃな印象のモデルで、伊勢谷はのちにクスリで逮捕。岡沢は半グレ集団との関係が取り沙汰されたりした。
再婚相手は、ろうそくアートなどを手がけるキャンドル・ジュン。同業ではないのがよかったのか、長続きしているようだ。