《誠に勝手ながら、当店は'21年1月31日を持ちまして、営業を終了することになりました》
1月31日、牧瀬里穂の夫・NIGOがプロデュースしたカレー店『カリーアップ』新宿店がクローズした。いま、彼が手がけた飲食店が相次いで閉店している。
「昨年12月に京都のタピオカ店が閉店。さらに、1月に入ってから都内に3店舗あったカレー店のうち、2店舗が閉まったんです」(芸能プロ関係者)
牧瀬は'89年に放送されたJR東海『クリスマス・エクスプレス』のテレビCMで脚光を浴び、スターダムを駆け上がった。
「'90年に公開された映画『東京上空いらっしゃいませ』と『つぐみ』で毎日映画コンクール新人賞など、各映画賞の新人賞を総なめに。清純派のイメージでCMにも多数出演し、当時のCM契約本数は10社以上になりました」(スポーツ紙記者)
超セレブ生活に落ちた影
私生活では、'08年に『A BATHING APE』(通称『BAPE』)を立ち上げ、“裏原宿系ファッションのカリスマ”と呼ばれた、ファッションデザイナーのNIGOと結婚した。
「“デートのお迎えはロールスロイス”“夫は前歯にダイヤモンドを埋め込んでいる”といったセレブぶりが話題に。当時、NIGOさんの年収は5億円と報じられ、“玉の輿婚”と言われましたね」(同・スポーツ紙記者)
しかし、セレブ生活は長くは続かなかった。
「'11年にBAPEを手がけていたNIGOさんの会社『ノーウェア』が、香港の大手アパレル会社に買収されたんです。ノーウェアは'09年、'10年と2年連続で2億円前後の赤字を出し、金融機関への借入金や賃料などと合わせて、負債総額は40億円にのぼったそう。NIGOさんは負債を担保するため、ブランドを売却しました」(前出・芸能プロ関係者)
そんな苦しい時期もあったが、ここ数年のNIGOはデザイナー事業に加えて、飲食店のプロデュース事業が軌道に乗っていた。
「'10年に『カリーアップ』原宿店をオープンし、'17年に新宿店、'18年には中目黒店を出店しました。'19年には、“タピオカブーム”に乗って、京都にタピオカ店『オツモパール』を開きました。どのお店も、すごい人気でしたよ」(同・芸能プロ関係者)
夫の仕事が波に乗り、牧瀬も'19年に放送されたNHK連続テレビ小説『まんぷく』で9年ぶりのドラマ出演を果たすなど、女優として再び注目を浴びている。それに伴って、夫婦は以前のように優雅な生活を送るように─。
「'16年に出演したバラエティー番組では、東京の街並みが一望できる都内の高級タワーマンションに住んでいることや、2000万円のダイニングテーブルや1脚200万円のイスを使っていることが話題に。京都には、牧瀬さん専用の茶室をそなえた別荘もあるんですよ」(同・芸能プロ関係者)
冒頭の相次ぐ飲食店の閉店は、そんなセレブ生活に水を差しかねない事態にも思える。“閉店ラッシュ”は、昨年12月14日にタピオカ店『オツモパール』がクローズしたことに端を発した。
「このお店は'19年5月にオープンしました。10~20代の若い人を中心に人気で、連日大行列ができていましたよ。でも、気がついたらお店に張り紙がされていたのでビックリしました」(タピオカ店近隣の店舗スタッフ)
人気店に何があったのだろうか。