【島袋先生直伝 甘酒おでん】

だしいらずで、具材を鍋に入れて煮るだけだから簡単。甘酒の深い味わいが楽しめます。

■材料(4人分)
・干ししいたけ 4枚
・昆布(6cm長さ) 4枚
・高野豆腐 4枚
・にんじん 1本
・大根 6cm
・こんにゃく 1枚
・しょうゆ 70ml
・干ししいたけの戻し汁+水 1リットル
・甘酒 300ml
*干ししいたけ、昆布、高野豆腐は水でもどし昆布は結ぶ。大根とにんじんは食べやすく切って下ゆでする。こんにゃくは三角形に切る。

〈おすすめプラス食材〉
・鶏手羽先
筋肉を作るタンパク質がとれ、シワやたるみを予防するコラーゲンも豊富に含むので美肌効果が抜群。皮膚や血管を健やかに保つ働きも期待できる。骨からだしが出るので濃厚な味になる。
・干しエリンギ
きのこ類は、紫外線に当てるとビタミンDが増え、カルシウムの吸収を助けて骨を丈夫にするのに効果的。エリンギは、屋外で半日〜1日、もしくは屋内の日光が当たる場所で数日乾かせばOK。

*練りものは要注意。市販のちくわやさつま揚げには、添加物や化学調味料、塩分が多く含まれたものも。できるだけシンプルな原材料で、減塩、無添加のものを選んで。

作り方
(1)鍋に甘酒以外の材料をすべて入れる
(2)鍋を中火にかけ、沸騰したら火を止める。鍋を毛布などでくるみ保温する。
(3)具材がやわらかくなったら、軽く温め直して甘酒を入れ、味をなじませて完成。

【炊飯器でカンタン! 自家製甘酒】

■材料(できあがり量:約1リットル)
・白米1合
・米麹(乾燥または生)100g〜150g
*玄米で作る場合は、玄米を約24時間水につけ、途中で2回水をかえる。玄米が発芽したら、玄米1合に対し水270mlでおかゆを炊き、白米での作り方(2)以降と同様にする。

作り方
(1)白米をといで炊飯器に入れ、おかゆモードで全がゆを炊く。
(2)炊き上がったら、おかゆが60度になるまで冷ます。
(3)ほぐした米麹を加えて混ぜる。
(4)炊飯器のふたを開けたまま、布巾をかけて8時間保温する。
*ときどきかき混ぜて、温度55〜60度をキープ。炊飯器のふたを閉めたり、布巾をはずしたりして温度を調整する。
(5)甘みがしっかり出ていたらできあがり。

*冷蔵で1週間、冷凍で1か月ほど保存可能

(取材・文/樫野早苗)

《PROFILE》
島袋 史先生 ◎産婦人科専門医、ゆいクリニック院長。出産・育児を支援するほか、小麦や砂糖、乳製品、合成食品添加物などを使わない食事をクリニック内で提供するなど、食事療法の重要性も説いている。