“信者”が“教祖”に

実際、仕事は早く行動力もすごいので、西野さんが常々言っているように非常に“デキる女”なのです。そのため彼は“できない吉本担当者”と比較し、今回のようなパワハラ騒動に至ったのでしょう。もっとも、西野さんの“晒し”行為は今に始まったわけではなく、何年も前から自分が関わる仕事の担当者や関係者が“できない”と、完全に名指しするわけではありませんが、批判するコメントをSNSに何度も何度も投稿してきましたからね」(広告代理店関係者)

 西野同様に自らも強い言葉を発信していたTさんだが、騒動後Twitterはフォロワー以外には非公開にし、前述の「金は出して口は出すな」などと綴っていたサイトでは記事を一部削除するなど、“逃げ”の姿勢を見せている。非公開にしたTwitterアカウントでは、フォロワーによる“返信”は見ることができるのだが、そこには彼女を応援するメッセージが多数寄せられている。そう、Tさんにも西野のように“ファン”がついているのだ。

「彼女もまたオンラインサロンをやっており、西野さんファンの方が多数サロンに入っています。おそらく、西野さんのサロンメンバーがTさんのサロンにも流れてきているのではないでしょうか」(同・広告代理店関係者)

 Tさんはこれまた西野と同様に、彼の大得意とするクラウドファンディングも利用している。西野は《新宿から帰りの電車賃が本当に欲しい》(電車賃がないからお金を募ったが、後に電車賃を持っていたことが発覚)というものや、リターン(クラウドファンディングの返礼)に《西野があなたを意識する権》(10,000円)などと実体のないようなものを設定して批判も受けているが、Tさんのクラウドファンディングも《御社の社員に赤の他人が喝を入れる権》(100,000円)などと“西野臭”が漂う。

要するに、西野さんという“教祖”に認められた“信者”が、今度は教祖になったみたいな感じですよね。西野さんにとっては“同士”なのかもしれませんが

 そう話すのは、西野のオンラインサロンメンバーだった男性。この男性がメンバー“だった”と過去形なのにはワケがある。

「西野さんのビジネスへの意識など、尊敬する部分が大きかったので入会したのですが、どうにもその雰囲気やファンの人たちのノリについていけなかったですね……」(元サロンメンバーの男性)